モッチーママの大和薬膳料理 第4回「旬の白菜と蟹ほぐし身のペペロンチーノ♪」【熱を冷まして風邪を予防し、便秘改善や美肌効果、二日酔いに効果的!】(薬膳料理研究家 餅田雅子)

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【材料4人分】
《白菜は野菜の中でも水分が多いので便秘に効果的、食物繊維もタップリで高血圧の予防にも》
(1)具材:蟹缶(200g)、白菜中1/2(500g)、赤パプリカ1/2個20g、ニンニク2片15g(輪切り)、オリーブオイル大さじ2(30cc)
(2)調味料:生姜絞り汁大さじ1、酒大さじ2、昆布茶3g、赤唐辛子(輪切り)1.5g、コリアンダー1g、塩コショウ2g
(3スパゲッティ350g、パルメザンチーズ(粉チーズ)25g

【作り方】
・白菜はざく切り、赤パプリカは粗みじん切りにして、蟹は缶から取り出してトッピング用とほぐし身に分けておきます。
・スパゲッティはお好みの固さに茹でてザルにあげます。
・フライパンにオリーブオイルをひいて、ニンニクの輪切りを十分に炒めて香りを出してから、白菜を加えて塩コショウをして3分ほど炒めます。そこへ茹でたスパゲッティと、蟹のほぐし身とパルメザンチーズを混ぜ合わせて塩コショウを除いた(2)の調味料を加えてさらに炒めます。
・お皿に彩りよく盛り付けて、、赤パプリカと蟹身をトッピングしたら出来上がりです。

【薬膳ポイント】
★冬の野菜が寒さで甘みを増すのは、野菜が寒さに当たると体内の糖度をあげて凍りにくく、寒さに強い体に自らを変化させるからなのですね。白菜、キャベツ、ネギなどがそうですものね~(^0_0^)/

【主な素材の薬膳としての効能】
*蟹:肝の働きを助けて血行をよくし、熱邪を清めて毒素を分解する働きがありますので熱を取り除いて、筋骨損傷、慢性皮膚病や、やけどの症状を改善するのに効果的です。
身体を冷やす食材なので身体を温める食性の酢や生姜と合わせて頂いてくださいね。
蟹は高タンパク低カロリーな食材で、ビタミンB1やB2、ナイアシンなどのビタミン群や、亜鉛や鉄、銅などのミネラル分も豊富に含まれています。
蟹身の赤い色は、免疫力を高める効果があるアスタキサンチンという色素です。また骨を形成してストレスを緩和するカルシウムや、肝機能の強化や血中コレステロールを抑制するタウリンも豊富です。

*白菜の薬膳としての効能は、白菜は胃腸の熱を取り去るため、消化器の働きをよくして美肌効果や風邪予防をしたり、野菜の中でも水分が多いので二日酔いや便秘にも効果的です。白菜は身体を少し冷やすため、胃腸が冷えている人は、加熱したり温性の食材を組み合わせて食べるようにしてくださいね。
また、白菜には風邪予防のビタミンCや大腸癌予防に効果的な食物繊維、高血圧の予防にも良いカリウムなどが多く含まれていますね。

*ニンニク:脾胃を温めながら調整して食欲を増進して下痢や消化不良を改善

★「元気シニア倶楽部会員」の皆さま^^ いつも大和薬膳料理レシピをご覧くださいまして、誠に有難うございます。

《薬膳をオススメする理由。(^0_0^)/》
日本にはおよそ3ヶ月ごとに移ろう素晴らしい四季がありますね。ところが四季折々に何かしら身体の不調などが起こることがあります。近年の異常気象から起こる夏バテが秋になってもなかなk回復しないなどの症状は、皆さま思い当たるのではないでしょうか。

最近、なんだか気持が沈む、眠れない、疲労が回復されない、イライラしてしまう。自覚症状はあるんだけど病院で診てもらっても「検査結果には異常がない」。元気の気! やる気の気が自分の身体に流れていない……。

たぶん多くの方々が体験なさっていらっしゃるのでは? これもストレス社会の産物ですね。このように病気ではないけれど健康でもない状態の症状は【未病】と言われています。【未病】の状態を仕方ないからと放っておくと、間違いなく健康状態を悪化させて病気へと進行させてしまいますね。

自覚症状もあり健康とは言えない病気になる前の段階で、運動や適切な食事療法をすることで、健康な身体へと体質改善することは私自身の体験からも可能なのですね^^。

薬膳は、パワーの一番ある季節の旬の素材の食性や効能を組み合わせた美味しい食事です。ぜひ皆さまの日々の健康にお役立ていただきたいと思っています。

どうぞお身体をお大切に。

★お役立ち記事満載の私のブログもどうぞご覧くださいませね(^0_0^)/
モッチーママの毎日食べたい美味しい薬膳♪

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