宝石鑑定師による宝石と身体の話(世話役 程田幸子)

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少し前のお話ですが、IJT国際宝展という宝石の大きなイベントがビッグサイトでありました。普段はめったに見ることのできない一粒何千万もするようなダイアモンドを見ることができたり、目の保養になりました。見るだけでも美しさにほぉっと感心し、心が元気になりました。宝石って力があるな、と改めて思った一日でした。海外からきている宝石商の方々とのやり取りも楽しかったです。私は展示会で800円のスターサファイアを買いました。これは宝飾品用ではなく、勉強用です。勉強用の石ですら見ていると心がいやされます。

さて、前回の循環器等によい石に続いて、今回は胃、脾臓、すい臓、胆嚢、腸によいとされる石についてお話しします。今日は胃が痛い、とか食べ過ぎてしまった!という日に、もしも該当する石をお持ちでしたら身につけてみるのもよいかもしれません。これらの部位によいとされている石に琥珀、シトリン、トパーズ、イエローカルサイトがあります。

胃、脾臓、すい臓、胆嚢、腸に負担がかかりやすい方は思いやりがあり、責任感の強い方が多いようです。そして、人ごみが苦手な方が比較的多いといわれています。その思いやりの心ゆえか、時に人に振り回されてしまうことも。そんな方は琥珀、シトリン、トパーズ、イエローカルサイトを持つことで、もっと自分を大切に思うようになったり、恐れが和らいだりすることがあるかもしれません。

琥珀は木の樹脂の化石です。硬度が低く、衝撃に弱い石です。熱湯にも弱いので、指輪などをお持ちの場合、家事の際には気をつけましょう。琥珀は電磁波防止にもなると言われています。プラスチック性のイミテーションと本物を見分けるのが非常に難しい石です。石器時代から使用されていて、史上最古の宝飾品ともいわれています。また薬としても利用されていました。琥珀には癒しの力があるといわれています。

シトリンは黄色や黄金色の水晶で、熱湯、紫外線、衝撃によわい石です。またシトリンは通常淡黄色ですが、稀産であるため市場にでているシトリンはこの石は古くから活力と金運をもたらすといわれてきました。

イエローカルサイト(黄色方解石)は硬度が低いため、傷つきやすい石です。カルサイトは通常無色ですが、これにマンガンが混入すると黄色に変化します。ストレスを和らげ感情のバランスを整える効果があります。

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