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消費税後の外税表示の割安感に、シニアはだまされるな! 4月からの消費税アップ後の正札に気をつけよう(元気シニア時代への提言 35号 2014年3月号)(日本元気シニア総研 代表 富田眞司)

4月から消費税がアップする、生活者の消費意欲はどうなる

4月1日から消費税が5%から8%にアップします。消費税率が低い日本では、やむえない選択でしょう。しかし、アベノミクスで景気が上向き始めているものの、多くの生活者の懐は豊かになっていません。自動車などの高い業績を上げた企業ではベースアップや、昇級、ボーナスの支給額アップされる一部の企業もあります。でも、シニアにとって支給される年金は、物価スライド制などのため、少額ではありますが減額されます。資産をたくさん保有しているシニアや高額年金受給者は別として、多くのシニアは年金の減額の上に消費税4%アップは生活がいっそう厳しくなります。

価格表示は「内税」「外税」どちらでもよいという

国は4月1日から消費税が5%から8%にアップし、さらに10%に増えることも考慮し、国は税金の表示を内税と外税の両方の表示を認めています。これまで内税表示であったものが、外税と並行することによる国民の混乱は避けられません。

これまでの料金をそのまま3月から外税に表示するレストランがある

3月に入り、早くも内税表示を外税表示にしているレストランがあります。支払うお金が変わらなければ問題ありませんが、メニューが変わらないまま、表示価格はそのままに、内税だけを外税にしたメニューがあります。つまり、税金分の5%を高くしてしまいました。消費税アップ前なのに外税にし、しかも5%を値上げしたことに利用者から困惑や不満が出ています。単純に外税にしたことで5%の値上げになり、さらに4月には消費税が3%アップし8%になると、実質、8%値上げしたことになります。

お店のいかにも安いと思わせる、メニュー表示にだまされるな!

さらにメニュー表示が気になります。新メニューには外税表示で399円とか899円という割安感価格が表示されています。いかにも安く感じますが、外税のため消費税アップ後の4月以降に支払う金額は、外税表示の399円の場合、431円(円未満四捨五入)に、899円の場合、971円(円未満四捨五入)もお客様が支払わねばなりません。これまで内税に慣れてきた生活者は、899円のメニューから受ける割安感どころか、外税表示を知らないでレジに行くと971円と1000円近いお金を払うことになり、後の祭りになります。注文する段階では安いと思っても、支払う段階で高くなれば、生活者はだまされたと感じます。割安感が不信感につながりかねません。

外税対策は、電卓を持って料金チェックが必要になる

外税表示のお店が総額表示をしないと、利用者は自分でしっかり総額を計算しないと割安か割高かがわかりません。暗算ができる若者ならその場で総額が計算できるかもしれません。しかし、シニアの方々は素早く計算ができないため、外税表示の店では電卓をもって総額を調べるという事態にもなりかねません。

生活者目線での政策に期待したい

今回の措置が次の消費税値上げを見据えて、販売サイドの手間を考慮したものであることは理解できますが、生活者目線が考慮されていないと、販売の現場で混乱が起きかねません。外税表示の場合は、せめて総額表示を併記するくらいの配慮があると、生活者にとってうれしいですね。

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