元気シニア倶楽部

Read Article

スマフォで密になった? シニア世代の親子コミュニケーション(コミュニケーション担当研究委員 木村純)

1403smartphone

スマートフォンが携帯電話を超える時代になって、メールやSNSなど、通話以外のコミュニケーションも大きく普及しているなか、シニア世代に親を持つ子供たちは、コミュニケーションが密になったと感じているのだろうか。

マイナビニュースがスマートフォンやタブレットを利用している親がいる首都圏在住の20代から40代の男女198人を対象にしたアンケート調査から、いくつか分析をしてみる。(対象者が”20代から”なので、親の世代は主に50代以降となるため、厳密にはシニア世代のみの調査ではない)

まず、親にスマフォやタブレットをプレゼントした経験は、「ない」が68.7%。そして、「ある」13.1%、「プレゼントしたことはないが薦めたことがある」が11.1%、「プレゼントしたい。または検討している」が7.1%となり、ある、薦めたことがある、プレゼント検討、をあわせると約1/3となった。この3人に1人という比率は今後高まっていくであろう。

これら約1/3の人にプレゼント等の理由を複数回答で尋ねたところ、「メールやビデオ通話を使って、家族のコミュニケーションを密に取るため」「今の時代に必要なデバイスで、生活していくうえで使いこなすことができた方が良いから」が最も多く、ともに50%だった。

“スマフォでコミュニケーションの質が向上する”というのが理想だが、実際はどうだろう。

親のスマフォやタブレットの使いこなしに関しては、「使いこなしている」は全体で11.1%、「やや使いこなしている」を合わせても35.3%と約1/3程度にとどまり、十分使いこなせているとは言えない状況のようだ。40代回答者の親(=親が70代がメインと想定)では、「やや使いこなせていない」「全く使いこなせていない」を合わせて、42.4%という結果となった。

そのなかでも使いこなしと合わせてコミュニケーションの変化を見ると、親がスマフォを「使いこなしている人」では、コミュニケーションが「密になった」と答えている人が59.1%と、約6割となり、親(=コミュニケーションの相手)の使いこなしの程度によって、コミュニケーションの質や量が変化することも明らかになった。

また、コミュニケーションが「密になった」が全体では20.7%という結果になったが、子供(=親世代からすると孫)がいる人に限定すると「密になった」と答えた人が32.1%に上った。3世代間のコミュニケーションにも着実に影響を与えていると言えよう。

多機能と操作性は一般的には相反するものだが、簡単・便利をメーカー側が進めていく一方で、シニアが自助努力を含めて、どこまで新しいコミュニケーションインフラについていけるのか、さらにサポート体制がどこまで充実していくかが、これからの親子コミュニケーションの質の変化への鍵をにぎるであろう。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


Facebookでコメント

元気シニア倶楽部メール会員登録

ぜひ元気シニア倶楽部のメール会員にご登録ください。
アドレス登録をされますと「元気シニア倶楽部メール会員」に登録されます。毎月2回、第1火曜日と第3火曜日に、シニアを元気にする情報が満載の「元気シニア倶楽部通信」をお送りします。
元気シニア倶楽部会員の詳細については、右覧にある「元気シニア倶楽部について」をご覧ください。

元気シニア倶楽部メール会員登録
メールアドレス
powered byメール配信CGI acmailer