シニアのまなざし その3「名もなき草に花が咲き、・・・愛でられずとも咲く桜」(世話役 坂本好高)

シニア世代と言われ65歳を迎え、今まで見て来た事・物を、違う視線や価値観で受け取れる年代となりました。他のシニアの皆さんも同様に、神羅万象に「シニアのまなざし」を注がれているのでしょうか。

日本元気シニア総研の目標「GTIでPPK」を、私自身の目標にしておりますが、アレンジして、G=現実を T=楽しく I=生きる! のGTIも追加したいと考えています。

摘まずに咲いた花

摘まずに咲いた花

1枚目のスナップは、前回紹介した名もなき草です。自分勝手に「名もなき」と表現しましたが、私が名を知らないだけですので、名も知らぬ草・花に改めます。

この草が、ついに花を咲かせてくれました。気をつけてみると、このあまりに可憐な花弁が、ここそこに他の草花と混在しています。

今までなら雑草と思い、摘み取っていた草でしたが、心掛けて観察すれば可愛い花びらで、自分なりに精一杯の花をつけています。それは次の命につなぐ努力をしているのでしょうか? このように思う自分の変化を感じています。

気がつくと我が家の庭に、買ったり移植したりした覚えのない、名も知らぬ草花(今までであれば、雑草と表現した)が、自分なりに懸命に、可憐に開花して庭を彩ってくれています。

これからは、「ここにはこれを」「あちらにはあれを」と思案して、草花を分類し、名も知らぬ草花のエリアを育ててみようかと思いました。

同時に植物図鑑などをひも解き、正式な植物名を調べて、我が家の草花の名誉回復も図ろうと考えています。

愛でられることなく咲く桜

愛でられることなく咲く桜

2枚目のスナップは、我が家の窓から見える毎春の景色です。この時期は、桜の名所や見頃が、毎日映像や記事で紹介されますが、此処に咲く桜は、誰かに愛でられることもあまりなく、もちろん満開の下で楽しげに集う人もありません。

我が人生も振り返れば、名も知らぬ草花や、愛でられることも少ない満開の桜にも似た時間を経て、今があると思います。

65歳という節目を迎えて、自分は、人知れぬ草花でも良い! と思います。か弱くても凛として佇む姿に自分を重ね、第二の人生もブレずに、日本元気シニア総研とともに、信じた道を歩みたいと思っています。

次回シニアのまなざしその4は、「シニアとなって我が同志!……つながれその姿」を予定しています。

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