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シニアがデジタルコミュニケーションに「ついていく」より「使いこなす」ために(コミュニケーション担当 研究委員 木村純)

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前回までは、スマフォに続いて、タブレット端末のシニア層への普及、そしてSNSを中心としたデジタルコミュニケーションとの関わりについて見てきたが、大きくまとめると、端末、SNSの今後については、以下のように言えるのではないだろうか。

・タブレット端末は、ただ単に「キーボードのないPC」や「大きいスマートフォン」ではなく、ノートPCやスマートフォンを補完する機能・特長、特に、使いやすいインターフェースを備えているため、キーボード入力を敬遠していたシニア世代にとっても親しみやすいものとして普及が進むと考えられる。

・SNSについては、今までのリアルの人脈ネットワークとは違う新たな人間関係構築のインフラとして、積極的に取り組んでいる方々にはプラスの面が多いと思われる。
情報への関心・感度が高い ~ SNSを始める ~ ネットワークの輪や情報網が広がる ~ ライフスタイルの満足度が増す ~ さらに情報への関心・感度が高まる、……という好循環が生まれているのではないだろうか。

一方で、デジタル端末もSNSも、「自分には必要がない」と感じているシニアもまだまだ多いと想定される。

そこで、デジタル端末というコミュニケーション手段と、SNSというひとつのコミュニケーションインフラを同時に両眼で見ると、ひとつの新たなトレンドが見えてくる。

例えば、この一冊の書籍がひとつのヒントになるのでは、と思う。

~ コンピューターおばあちゃんといっしょに学ぶ ~
フェイスブックで「デジタル自分史」を作る

大川加世子さんという、1930年生まれ、パソコン交流会「コンピューターおばあちゃんの会」代表で、今やiPadを手にアクティブに多方面で活躍されている方の著作だ。

単に「さあ、タブレットに触ってみよう」、「シニア層もFacebookを始めよう」という端末やインフラへのアプローチではなく、「デジタル自分史を作る」という明確な目標。

“時代はスマフォ、タブレットらしい”、”今やFacebookは基本らしい”と、若い世代に「ついていく」というスタンスではなく、具体的に、”デジタルをうまく使って、自分史を作ってみる”というモチベーションや中期的なゴールがあると、手段としての端末や、インフラとしてのSNSとも、うまく、ながく、付き合っていけるのではないだろうか。

他にも例えば、まだシニア世代では利用率がまだまだ低い電子書籍やデジタル新聞購読だけでなく、シニア層には特に便利・有益と思われるWebサイトの音声検索、健康管理アプリ利用など、モチベーションやゴールになりえるコンテンツ、システム、アプリなどはたくさんあるはずだ。

デジタル端末やSNSインフラを「何をするために使うと便利なのか」という視点で捉え直し、ユーザーとしてのシニアの視点で訴求することで、今後のシニアのデジタルコミュニケーションはさらに普及が加速していくことになるだろう。

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