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旅行ガイドブックの利用法(旅行担当 研究委員 斎藤正洋)

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どんなガイドブックがあるか

研究委員の斎藤正洋です。

旅に不可欠なツールの一つがガイドブックです。このガイドブックにも、旅の予算やタイプによってかなり内容が異なります。

大手旅行会社が版元の本は、1週間以内の短期の観光地めぐりが想定されているようです。そしてツアーでの旅行が想定されている模様で、あまり具体的な移動方法は書かれていません。

逆に個人旅行者をかなり想定している「地球の歩き方」などでは、あまり免税店など情報は書かれていません。安宿などと呼ばれるバックパッカー向きの宿まで何件か掲載されています。これまでの体験として地球の歩き方に掲載されている安宿は、最低限以上の安全性と清潔度は維持されていました。

自分に合うガイドブックの探し方

旅のしかたがハッキリしていれば、パッケージツアー用のガイドブックと、個人旅行向けのガイドブックという違いは簡単にわかると思います。例えば、交通手段が詳しく書かれていないとか、逆に高級有名レストランが書かれていないとかで判断できます。ガイドブックを選ぶ前に、どんな旅をしようとしているのか。そこをはっきり決めると相性のいいガイドブックと出会うことができます。

大まかに言えば、1日に使うお金の額の多少と旅行の日数の多少で分かれるでしょう。東南アジアで、1日の予算が3000円で、旅が1ヶ月以上であれば「地球の歩き方」で問題ないでしょう。

1日の予算が、5万円で、1週間の旅行であれば、雑誌ならフィガロかクレアトラベラーなどが良いでしょう。

ガイドブックはどこまで信用できるのか

ガイドブックを最も使うのは個人旅行か、パックツアーのフリータイムでしょう。ガイドブックは出版した瞬間から古くなります。ホテルは、オーナーが変わったりすると価格も変わり、サービスも変わります。レストランも同じです。美味しくても潰れる店もあります。現地についてから、地元の人に確認を取るようにしています。

自由時間は自己責任が基本です。ガイドブックと違うと怒っても、旅の限られた時間が戻ってくる訳ではありません。日本人は全てが完璧でないと怒る傾向がありますが、世界は1割くらい情報が外れていると考えるのが常識的です。

いずれにしても日本は完璧を要求しすぎて、旅の本来の醍醐味である不確定性を楽しめない人が多いのではないでしょうか。

ガイドブックを頼りにしなくても旅は楽しむことができる

私がガイドブックがない状態で、知らない街の駅に降り立ったとします(実際に何度かそういう経験はありますが)。一番先に宿を確保します。

どうやって確保するかというと駅のツーリストインフォメーションを探します。そこで宿が集まっている場所の情報を聞きます。もし言葉が通じなくてもツーリストインフォメーションは旅行者だということは理解してくれます。そして、大概の旅行者の質問は宿か交通手段ですので、言葉が通じなくても「ホテル」と繰り返せば理解してくれます。後は値段にあった宿を探してもらうだけです。普通は場所と交通手段を教えてくれます。

ツーリストインフォメーションがなければ、駅の職員に聞きます。言葉がわからなければ同じような旅行者に聞きます。とにかく何か知っていそうな人に聞く訳です。

ただし、観光地で向こうから話してくる人は無視します。どんなに困っても基本的に無視します。観光地や空港などの場合、彼らの99%は旅行者からお金を取ることを考えている人だからです。

そういう場合は、危なくない程度に空港の外に出て、やるべきことを整理します。人生でも同じですが、困ったとき焦って動くと二次被害に遭います。旅はそういうことを教えてくれます。

そして、宿に着けば、基本的な観光情報は教えてもらえます。もしホテルに情報がなければ、街で本屋を捜したり、同じような日本人旅行者に話しかけたりします。

なぜそんなことができるかというと、ときどき失敗があっても、楽しめるように時間に余裕のある旅をするように心がけているからです。

詰め込んだ旅行は、旅先を深く実感するのは難しい

行ったこともないところでギリギリの予定で行動するということに、日本人は慣れすぎている……そんな気がします。人生の様々なところで、ぎりぎりまで詰め込む重箱感覚は日本人の特徴ですが、詰め込んだように見えて、忙しすぎて考える余裕がないということが多いようです。

見ただけで、その土地を深く感じたりしないなら、大画面のテレビを見ているのとあまり変わらない旅になってしまいます。

確かにパックツアーは見るだけの旅には最適です。ですが、旅というのは移動したり、旅行先で過ごす時間を楽しむことだと思います。重箱パックツアーになると、倒れるほどの強行軍ですので、予定をこなすだけでせいいっぱいになります。旅行者が自分の時間として使えるのは「自宅から空港」までと「ホテルの部屋」、「観光地の自由時間」になります。あとは日本人だけの集団行動ですよね。それなら、行ったという満足感を除けば、大型テレビを友人と見ているのと変わりません。

ツアーであれば、高くてもゆとりのあるものを探すほうがいいですし、予算がないなら自分で行けば手間はかかりますが、大概の場所であれば同じような楽しみは味わえます。

次回は、個人旅行をするとどんなことが起きるのか、いいところと悪いところを書いていきます。

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