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旅で行動や判断や自由を手に入れましょう(旅行担当 研究委員 斎藤正洋)

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ローマ街道を歩いてみました

旅行担当研究委員の斎藤正洋です。
古代ローマは、征服した国に対して政治システムの同化と人種にこだわらない政策を取りました。分かりやすくいうと、征服した国の王や政権を残すことを許しました。ただ子息をローマで学ばせ、ローマの考え方・共生するメリットを納得させるようにしたのでした。
同時に平民に対しても、能力があれば、努力すれば、どの国の出身であっても、世の中に出られる社会を実現させました。100年後には属州出身の皇帝が現れるのですから、現実に機能したのだと思います。

旅の写真はこちらをご覧ください
http://www.saitoon.com/afterworld/Italia2013.html

これは、古代のローマ人が人間的に善良だったのではなく、巨大な国を機能させる上で、有効だったからに過ぎません。理にかなった考え方を古代からイタリアは持っていました。実は旅は、この「理にかなう」ことの演習のようなものです。その例を書こうと思います。

旅に慣れると理にかなう行動ができる様になります

旅に持って行ける限界サイズは大型のスーツケース一つです。先月も書きましたが普段の身の回りにあるものを考えれば、多少スーツケースが大きくても持って行けるものはそんなに増やせません。

旅が楽しめる人は、必要なものを選ぶのが上手です。もっと言えばいらないモノを判断するのが上手です。旅慣れた人というのは、この能力が高いのです。どうして上手いのかというと、スーツケースに入らないからです。毎日の荷造りが練習になります。

人生もそうなのですが、モノを持っていると維持費がかかります。収入があるうちはモノをたくさん持っていてもなんとかなりますが、お金がなくなると維持できなくなります。いらないモノなのに手放すとなると惨めな気持ちになる。傍から見ると役に立たないモノに縛られているのですが、本人は気がつきません。

人生はそれぞれですから、いらないモノに囲まれていても幸せならばそれで良いのですが。というわけで、小さな荷物でをする場合、不要なモノを判断する力が磨かれていきます。この癖は人生の生きる技になります。

満足度とお金は実はあまり関係なさそうです

人間何が欲しいかって、体験したことのないことが一番欲しいんです。例えば贅沢なお金持ち旅行をしてみたいとか、すごい高級な自動車に乗ってみたいとか。やってみると大したことないと皆さん言います(笑)。広告やらメディアが作りあげた、「とんでもない高級な世界」という妄想に振り回されている人がたくさんいます。

ハッキリ言えば、それはほとんどは頭の中にある妄想なんです。現実のレベルは妄想より高いことはほとんどありません。

豪華な料理を食べる贅沢な1週間を過ごしてみればいいんです。例えば外国籍のクルーズ船に乗れば、そういう生活ができます。実はそれほど高くありません。15万円くらいで可能です。

1週間フルコース食べ続けてみれば分かりますが、美味しい料理を食べるのも飽きますし、最高級料理というのがどんなものか想像がつきます。中華料理の最高級なものになると珍味としてアヒルの舌とかが出てきます。特に旨いとは思いませんでしたが、貴重だったりします。今の日本では、世界の美味しいものはすでに庶民の手の届くところにほとんどあるのです。

仕事柄世界の贅沢な世界も見ましたが、実際たいしたことはありません。そして格安航空券と、値頃な日本人宿(※来月説明します)に泊まり安く旅した場合でも、見られる観光地や世界遺産は同じです。

本当の世界でちゃんとした人は、普段地味な生活をしています

マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツは、飛行機に乗る際「なんで同じ時間でつくのに高い金払うか分からない」と言ってエコノミーを使っていましたし、世界一の投資家ウォーレン・バフェットはいつも同じスーツだったりします。故スティーブ・ジョブズに至っては20年間も黒のトレーナーにジーンズ、スニーカーです。天皇陛下は皇居で20年落ちのホンダに乗っていますし。

買えないものがない「とんでもない高級な世界」を経験できる人たちがこんなものなのです。仮にそんな世界があったとしても、それほど楽しくないのではないかと思います。

旅で妄想の世界から解き放たれる

これからフランスに旅行すると考えましょう。最近、フランスで出版社が襲われ、編集者が多数殺されました。これでパリが怖いというのは妄想です。犯人はイスラム教の真面目な信徒であり、日常生活は礼儀正しい人とのことでした。出版社の風刺はかなり度を超えており、真面目な信者ゆえに許せなかったのでしょう。映画のような話です。なので、逃走中に出くわし流れ弾に当たることは(非常に希でしょうが)あっても、フランスが危険ということにはなりません。

個人旅行の場合は、出発から終わりまで自己責任ですので、慎重になります。旅行会社に責任を押しつけることもできませんから、フランスが安全か自分で判断するよう情報を探します。自分の判断が良い方向に進んだ場合、本当に楽しいものです。世界のどこでも、一人でも安全に歩ける勘が徐々に身につくのですから。

たぶん自分の行動の自由を得られる。自分の判断の自由が得られる。これが最も満足度の高いことだと思います。

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