オレンジ色はあたたかい(研究委員 吉田みゆき)

1503orange 脳トレカラーアート担当研究委員 吉田みゆきです。 もうすぐ春分。少しずつ春めいているのを太陽の陽射しで感じられる季節となりました。この時期は太朝が昇りオレンジ色に空が染まってくると、段々と身も心もあたたまってくるような気がします。このオレンジ色はいつも目にする朝焼けや夕焼け、みかんなどの身近な色、なじみのある色です。また、赤ほど強烈ではなく黄色ほどまぶしくなく、あたたかみや親しみを感じさせる色です。 3.11後、オレンジ色が人気色になったのをご存知ですか? 人懐っこい親しみ感、あたたかく包み込む優しさなどが求められたようですね。今、調査したら異なる結果になるかもしれません。人気色の常連は青や赤ですが、この頃は環境がテーマとなり緑も上位色としてあげられています。そして、オレンジ色も引き続き上位にあげられています。嗜好色は社会情勢や時代の流れ、出来事や流行などにも影響を受けます。 さて、このオレンジ色は暖色の一種ですが、色の中で一番あたたかいと感じる色という結果があります。炎の色ですよね。 ここで、体をあたためる良い方法として「オレンジ色の呼吸法」をご紹介します。丹田の位置にカイロを貼って目をつぶります。お腹があたたかくなってきていることを感じてください。体全体を覆うようにあたり一面がオレンジ色で満たされていることを想像してみましょう。そして、オレンジ色をこのあたたかさとともに思い切り吸い込むイメージで呼吸します。何度か繰り返すと全身があたたまってくるのを感じます。慣れてくるとカイロなしでも「オレンジ色の呼吸」をするだけで全身があたたまってきますよ。 また、ファッションにマフラーや手袋、インテリアにお花やクッション、ランチョンマットなどをアクセントカラーとして取り入れてみてはいかがでしょうか? さらに風邪の流行るこのシーズンは、こたつでみかんのオレンジ色をじっくり感じながらいただきましょう。身も心もほっこりとあたたまる上に免疫力も高まって一石二鳥ですね。

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