シニア世代のクルマ選び(その2)・・・あるシニアの雑感思うまま・・・。

1405car1元気シニアビジネスアドバイザーの田村昭です。 シニア世代のクルマ選び(その2)をお届けします。

免許返納なんてまだ考えたことない私だがその自信も揺らぐ日も有る。

 高速道路の逆走や認知症運転者の事故や迷子など、カーライフの現実は高齢者に厳しい。かくいう私も最近は駐車場で中々真っ直ぐに停められない。そんな世代であっても可能な限りクルマを選び、楽しくドライブする気持ちはまだまだ忘れられない。  前号の勝手な65歳シニアのブログを読んで頂いた方が居られたので、調子に乗って1年半後67歳のその2の勝手なコメントを発信する。

環境対策車が主流となったが、事件も多い。

何といってもショックだったのはVWのディーゼル車の不正だった。憧れの輸入車、私もゴルフは一度マイカーにしたい候補だった。「だった」というのは少なくても今はその気になれないから。「もう次は軽自動車にしたら!」との家内の厳しい圧力を受けながらもゴルフPHEVのカタログを手にしたのは最近のことだ。 国産メーカーもやっとダウンサイジング、ディーゼルエンジンの導入など欧州車の対抗をし始めたが、まだ余り本気では無いみたい。トヨタが2050年にエンジン車を失くすなんて宣言されたって私はそれまで生きてられない。しかし最近は環境対応車への関心が高い。 運転して楽しい性能を有する環境対応車って全部は試乗してないけど輸入車に多い様に思う。ただ総じて年金生活者には選択肢に入らない価格帯だ。前述のゴルフPHEVが約500万円、アウディA3のPHEVは約560万円、BMWのi3は約550万円、MIRAIが720万円、テスラが800万円台、国産車の三菱アウトランダーPHEVが360万円はお買い得に思える。燃費が売り物のプリウスPHVは約300万円だが運転してツマンナイので私の比較対象外だ。しかし元気で居られるのが少ない残りの人生、クルマに500万円以上の費用を使うなら、他に使いたいことも多い。もっと身近なクルマにターゲットを当てて考えようっと。

シニアのクルマ選びのキーポイント①

シニアにとって前回書いた衝突軽減ブレーキシステムの広がりは朗報、是非このシステムを積んだクルマを選びたい。ただメーカーの採用方針の違いが気になる。高性能のものはオプションでないと選べない消極的な大手メーカー(安く大量に作って早く全車標準装備しろよ!って)、新車を発売せずにブレーキのCMばかりする某メーカー。余り欲しいクルマは無いのが正直な所。でも確実に進歩し、広がっているこの装備、シニアの注意力低下現象に救世主となることは確実だ。出来れば全車に装備を義務付けして欲しい。交通事故の減少に貢献するはずだ。ただ認知症ではこのシステムでも救ってくれないので、謙虚に他人の指摘を聞き、その際は免許返納を心掛けよう・・・と自分に言い聞かせる。

シニアのクルマ選びのキーポイント②

凝りもせずカー雑誌を愛読するが、運転して楽しいクルマってどうも輸入車に偏る記事が多い。価格、メンテナンスコストがもっと安ければ魅力的なクルマも沢山有るのだが。(国産車が安過ぎるというのが現実か?) 一方国産車にはシニアが運転して楽しめるクルマは大手には見当たらないというのが私の勝手な意見だ。燃費や装備、定員数を誇るがそんなものは運転の楽しさとは無関係だ。 今更FRでないとクルマじゃないなんて大人げない発想は捨てよう。大人数用やバカでかいワンボックス車もシニアの私の選択から外れる。近所のスーパーの狭い駐車場がますます嫌になる最近だが、車両サイズがよりコンパクトで、しかも室内は一定の余裕が有り、高速道路で遠出も厭わない、しかも燃費が良い・・・なんて選択肢で考えた。 車高の高いSUVが人気なので試乗してみた。SUVディーゼル車のCX-3だ。このサイズで有れば許容範囲だ。デザインも最近のマツダ車は走っていて目を引く。深みのある赤いボディが魅力的だ。ディーゼルエンジンはトルクも有り加速も悪くない。室内は余りおシャレに感じないがシートも悪くない。ただ純正NAVIの評価は?臨時評論家はかなり気に入った。街で見かけた落ち着いたベージュも良いな。ブレーキ類など安全装備は○だな。 いつかはクラウンに!今はレクサスに!?というのが売り手の発想なのかもしれないが、コンパクトカーも魅力的に作ってくれればクラスレスで喜びが得られる。少し小さ過ぎるが同系のデミオも選択肢の一つだ。チョイスはディーゼルエンジンだけど。 運転して特に楽しいとは思えないが、アウトランダーもマイナーチェンジして更に魅力的になった候補の一つだ。災害時の電力供給に使える・・・大容量の電池採用で防災対策が可能!なんて家内の説得材料に有効かと脳裏をよぎった。 さあ次は人生最後の新車かな?クルマは実に次期モデルを購入検討するプロセスが楽しいね。走れば良いじゃないの!という助手席専用財務省さんへの工作も忘れずに。

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