シニア・シネマ・シリーズ 第1回『はじまりはヒップホップ』

元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。新しいシリーズを連載します。 映画が好きでよく見に行くんですが、最近は「シニア映画」が増えたような気がします。 「シニア映画」というのは、主演の俳優が65歳以上、あるいは主役が65歳以上の映画と、勝手に定義付けています。年齢が分からない場合は主観で判断します。そんな映画の中からシニアが元気になるような映画を選んでご紹介していきたいと思います。 第1回目の記念すべき作品は『はじまりはヒップホップ』 配給:ポニーキャニオン (c) 2014 Rise And Shine World Sales / Incubator Limited / photo_Ida Larsson 映画公式サイトhttp://hajimari-hiphop.jp/
  • 配給:ポニーキャニオン
  • (c) 2014 Rise And Shine World Sales / Incubator Limited / photo_Ida Larsson
  • 映画公式サイトhttp://hajimari-hiphop.jp/
  • 2014年、ニュージーランド、アメリカ合作
  • 監督・脚本:ブリン・エバンス
  • 出演:ヒップ・オペレーション・クルー
【ストーリー】                            ニュージーランドの東部にある、人口8,000人の小さな島ワイヘキ。この島のヒップ・ホップ・ダンスグループを追ったドキュメンタリー映画。と、ここまで書いてもなんということはないのですが、メンバーの年齢が特筆もの。66歳から94歳まで、平均年齢83歳の、ギネスにも認定された世界最高齢ヒップホップダンスグループ、その名も「ヒップ・オペレーション・クルー」(ちなみに、「ヒップ・オペレーション」とは「腰の手術」という意味のようです。)94歳のスターダンサーに83歳の元オペレッタ歌手、主婦歴70年の93歳、杖が相棒の94歳、73歳の“若手”……。超個性的なメンバーたちは、振り付けを考えるのも一苦労。そんなある日、マネージャー兼振付師のビリーが、ある提案をする。それは、エンターテインメントの本場ラスベガスで行われる世界最大のヒップホップダンス大会への出場。耳慣れないリズムに、昔のようには動かない体。持病もあるし、何かあれば家族に迷惑もかかる。ラスベガスまでの旅費も、パスポートもない。 前途多難ではあるけれど、それでも彼らには“ 勇気”がある。悪戦苦闘もジョークで笑い飛ばしながら一つ一つの問題を乗り越え、ラスベガス目指して突き進んでゆく。                                                公開されるや、世界40カ国以上の映画祭から上映のオファーが殺到し、サンタバーバラ国際映画祭では観客賞を受賞。ハリウッドでのリメイクも決まりました。日本での公開に合わせて、立ち上げ当時からのオリジナルメンバー5人が来日しました。朝日新聞によると、メンバーの一人から日本のシニアへの次のようなメッセージがあったそうです。「60歳を過ぎても人生は謳歌できる。人生は生きるためにあり、あなたが踊りだせば世界も一緒に踊りだしてくれる。とにかく外へ出て、挑戦して、人生を楽しんで!」 8月27日から「シネスイッチ銀座」他全国で公開中です。 過去の投稿記事 バックナンバーはこちら

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