シニア・シネマ・シリーズ 第4回『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』
元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。元気が出るシニア・シネマ紹介の第4回目はイギリスのコメディ映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』。
2012年イギリス映画
監督:ジョン・マッデン
出演:ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトン、他
【ストーリー】
それぞれの事情で、リタイアしたイギリスの男女7人(1組の夫婦もいます)が、ネットに載っていた楽園のようなインド、ジャイブールの熟年向け長期滞在型ホテル、「マリーゴールド・ホテル」にやってきた。ところが着いてみるとネットの写真とは大違いで、まだ改装も済んでいない古びたホテルだった。最初は戸惑い意気消沈した彼らだったが・・・。
牛と同居する国、インドの臭いと人の多さに最初は圧倒されますが、そこはシニアが持つ経験と底力で乗り切っていきます(耐えきれない人もいますが)。
ホテルの経営者の若者の恋愛と母親との葛藤もストーリーに絡めながら、物語は展開していきます。この映画を見ると、困難に突き当たった時のシニアの前向きなパワーを再認識できます。
登場人物のイヴリン(ジュディ・デンチ)がブログに書き記した言葉も重みをもちます。曰く「押し寄せる波、立っていたら転ぶだけ。飛び込んで泳いでしまえばいい。」曰く「変わるにももう年だと思う時もある。失望後のやり直しが怖い時も。朝目を覚まし必死に生きる、ただそれだけ。」
仕事にリタイアはあっても、人生にリタイアはないですよね。