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「こんなはずじゃなかったシニアライフ」 第7回「強烈な娘の一言に感謝」

元気シニアビジネスアドバイザーの原沢修一です。
「こんなはずじゃなかったシニアライフ」その第7回目の、原稿お届けします。

第7回「強烈な娘の一言に感謝」

娘はカウンセラー

来年から娘の就職活動が始まる。やはり親としても無事就職できるのか心配である。
退職して間もなく娘がこんな仕事をしたいと私に相談してきたことがあった。私は自分の経験から「そんな仕事はやめたほうがいい、給料は安いし、重労働で長くは続かないぞ。それよりもこんな仕事のほうがいいのではないか」と軽い気持ちでアドバイスした。

数日後、娘が妻に「2度とお父さんには相談しない」と言ったというのである。娘に良かれと思いアドバイスしたのにどうしてそんな風に思うのか合点がゆかなかった。
キャリアカウンセラー養成講座に通うようになって紆余曲折もあったのだが、どうにか講座も最終段階を迎えたころ、カウンセリングとはどうゆうものなのかが少しわかるようになってきた。

1次試験が近づいてきたころ娘の前で「1回で受からなくてもいい、また次があるから」とエクスキューズしたところ娘は「そりゃ逃げだよ、
1回で受からなければ一生受からないよ」と冷たく言い放った。私は本当に自信がなかったのである。

娘に言われて発奮したわけではないが、何とか、本当にぎりぎりで1次試験の筆記に通った。2次試験の前日には娘を喫茶店に誘いロールプレイのクライエント(相談者)の実験台になってもらった。
終わった後、娘からは厳しく「お父さんはカウンセラーに向いてない。私が今どんな気持ちでいるのか、どうしたいのか、そのためにはどうすればいいのか、をちゃんと聞いてくれていない」と言うのである。私は驚いた。

娘がまるでカウンセラーのようだと思った。要領をつかめずにいたモヤモヤが晴れた思いだった。2次試験当日、内容はともかく落ち着いて受験でき幸運にもここも最低ラインでパスすることができた。なぜパスできたのかはいまだにわからない。娘にはそれはおかしいと言われる始末である。
こうして合格し、晴れてキャリアカウンセラーに成れたのは親子だから言える遠慮のない厳しい娘の意見のおかげと今は感謝している。

カウンセラー初心者

さて、娘が私に就職の相談をしてきたときのことを思い出してみる。
あの時は娘の気持ちよりも親として、また私の経験や価値観で一方的にアドバイスをしてしまった。カウンセラーになった今だったらどうするだろうか。おそらく、なぜその職業に興味を持ったのかを聴き、仕事をしている自分自身の姿をイメージするように話すかな。

報酬や仕事の内容などは本人に調べさせることに意味が有り、その前に私の経験や価値観に基づくアドバイスは控えるだろう。
たとえ言ったとしても納得はしないし受け入れないだろう。もどかしいが親としては聞かれたことだけにアドバイスをするように努力をする。

娘の大学の就職課にもキャリアカウンセラーはいる。
娘の担当カウンセラーは親身になって相談の乗ってくれると学内でも評判の人だと聞く。就職氷河期の中、就職戦線を学生と共に戦ってくれているらしい。そのかいあって娘は希望していた会社の内定をゲットし、担当カウンセラーに報告を兼ねたお礼に行ったという。私も担当のカウンセラーに感謝である。結局、私は娘に助けてもらったが、娘の役には立てなかった。

身近の仲間

目標を達成するためには仲間が必要だ。現役の時と違い、その仲間は自分から
求めていかなければならない。今回は娘が重要な仲間の役割を果たしてくれた。

※次回、第8回「資格は取ったけれど」

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