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「健康寿命」って知っていますか。健康寿命を延ばすには!(日本元気シニア総研 代表 富田眞司)

(初出 2012年6月 「元気シニア時代への提言」シリーズより)

「健康寿命」という言葉をご存じですか

「健康寿命」とは、「介護を受ける必要がなく、日常生活を健康的に送ることのできる期間」のことと厚生労働省が定義し、全国22万世帯余りの健康状態などを調査した上で、2010年の健康寿命を初めて推計し、2012年6月に発表しました。

健康寿命は男性71歳、女性74歳 平均寿命より10年短い

その結果、男性は70.42歳、女性は73.62歳と、平均寿命(男性80歳、女性86歳)より、いずれも10年ほど短いことが明らかになりました。

住む場所で健康寿命が異なる

厚生労働省が実施した健康寿命を都道府県別に見ると、健康寿命が最も長かったのは、男性が愛知で71.74歳、女性が静岡で75.32歳と、いずれも東海地方でした。

筆者は愛知県出身ですが、何が健康寿命を長くしているのでしょうか。筆者の勝手な推定は、名古屋は、発酵食品である味噌を料理に使いますが、味噌が体によいので、それが影響しているのかも知れません。他に、定年後も、仕事があるという情報もあります。静岡県はお茶の名産地、お茶も健康寿命に良いのでしょうか。

一方、最も短かったのは、男性が青森で68.95歳、女性が滋賀で72.37歳でした。女性の理由はつかめません。

厚生労働省は健康寿命の結果を受けて、今後、食生活の改善や適度な運動ができる環境の整備など、健康寿命を延ばすための対策を検討したいとしています。

男性71歳とは、意外に低い年齢ではないか

この調査結果、筆者は意外に年齢が低いというのが実感です。65歳でリタイアした後、たったの6年しか健康ではないとは情けない。筆者は現在71歳、調査の結果では、ぎりぎり健康寿命の年にあたります。もうすぐ72歳になりますが、同世代の人は皆元気です。例えば、小学校のクラス会に60年も参加していますが、60名中、死亡10名、元気で参加する人が30名以上ももいます。皆さん元気です。

一方、大学の同期会は18名中1名死亡、他は元気で、年1回の旅行などに参加する人は12~3名います。何と7割もの方が元気です。大学の同期会では、「元気でいられるのは70代まで」と共通認識でお互いに体をいたわるようにしています。これらのことから、筆者が実感する健康寿命は、「70代後半から80歳」と考えています。

健康年齢は電通調査では77歳、実感はこちらに近い

健康寿命が若干低いので気になって、他の調査を探してみまたところ、電通総研が実施した調査を発見しました。

電通は、今年5月に団塊世代のファーストランナー(1947年生まれ)が65歳を迎えるにあたり、65歳以降の仕事や暮らしに対する意識や行動について調査しました。それが「退職リアルライフ調査~団塊ファーストランナーの65歳からの暮らし~」です。団塊ファーストランナー男性200名と彼らを夫にもつ女性100名が対象の調査です。

同調査によると、自由に外出や運動ができる年齢は76.8歳(男女全体平均)までと予想しています。男女ともに70代半ばまでは、自由に外出や運動ができるのではないかと考えています。

さらに、60代後半の暮らしの中ですべきことは、まずは「健康管理」としています。男女ともトップにあがっています。特に男性では74.0%が「健康な生活を送るための健康管理」をすべきと考えています。

次いで「節約・倹約」となっています。男性では、「節約・倹約」「自己啓発・脳の活性化」「配偶者につきあう・面倒をみる」のそれぞれの項目で34.0~35.0%もの回答がありました。

さらに、65歳以降の生活ですべきことは、「体力づくり・健康管理」(男性74.0%、女性58.0%)「節約・検約」(男性33.5%、女性45.0%となっています。

私の実感では、「健康年齢」はまさに、電通の調査に近い気がしています。

大切なことは、「健康寿命をいかに延ばすか」にある。1に「食事」、2に「運動」、3に「脳の活性化」が重要である

健康寿命のことはともかく、大事なことは、「健康寿命を少しでも長く保つこと」と考えます。そのために何をすればよいかが課題となります。
筆者は、1に「食事」、2に「運動」、3に「脳の活性化」が重要であると考えています。

1.「食事」は野菜中心に、ビジネスパーソン時代から7kg減量した

健康管理上、食事には、最も配慮し、野菜を多く食べるように心掛けるとともに、食事の量や酒の量も減らしました。会社をリタイアしてから、太り過ぎていた体重を7kg減量しました。30歳で結婚し、自宅で食事をとるようになってから、僅か2カ月で7kg増えました。そこで、結婚前の体重に時間をかけて戻しました。

体重を減らすと、長寿の遺伝子が活動すると言う話を聞いたことがあります。長寿の遺伝子の影響なのか、今、至って健康です。体重が増えないように、朝晩2度、体重チェックしています。

2.「運動」は毎日1.2万歩の散歩や、起床時のストレッチなど

運動は、何時でも実施できるものとして、毎日「散歩」と「ストレッチ」を励行しています。散歩は、恵比寿から目黒、渋谷あたりをうろうろ、毎日1.2万歩、歩いています。最近、「山の手線一周ウォーク」を楽しみにするシニアが増えており、散歩中に「山の手線一周ウォーク」に出会わすことがよくあります。山の手線を1周すると42kmあり、マラソンの距離を歩くことになります。楽しそうですね。私もいつか挑戦してみたいと思っています。

また、起床時にはストレッチを20分程度行い、冷水摩擦を欠かさず行っています。さらに、朝と夜にスクワット体操を70回実施するなど、なるべく、規則正しい生活を行うようにしています。

3.「脳の活性化」は、講演・執筆など、適度なストレスで対応

食事と運動の加えて、三つ目が「脳の活性化」をあげましたが、これは、「認知症予防」のためです。リタイア後、脳をあまり使わないと、認知症になりかねません。脳に適度の刺激やストレスを与えることが認知症予防になるからです。

筆者はリタイア後も、生涯現役を貫き、ビジネスパーソン時代に培った「企画能力」を活かし、企画書づくり講座や、商売繁盛に関する講演や雑誌、Webなどに執筆活動を行っています。講演や執筆に必要な情報収集や原稿作成などが、脳の活性化に役立っています。

リタイア後、何もしないでいると、ストレスもなく、脳に刺激がなくなりますが、これは決して脳にとって良いことではありません。認知症予防には、適度のストレスが必要です。

なんか真面目なことばかりで恐縮ですが、でも、「麻雀」「カラオケ」「映画鑑賞」、そして、たまには「若い人との飲み会」などの楽しみもあり、結構、脳の活性化に役立っています。

PPK(ピンピンころり)で生涯を全うしたい、それが願いです

筆者は元気なまま、PPKで生涯を終えたいと願っています。そのために「GTI」という、「G:元気で、T:楽しく、I:生きがいをもって」を提唱しています。つまり、「GTIでPPK」は私が望む生き方です。生涯、生きがいをもって、楽しい人生を送りたいものですね。

シニアの人達が元気でいれば、その分、医療費の削減にも繋がります。さらに、介護生活をおくらないで、生涯を全うできれば、家族にも負担をかけなくて済みます。「GTIでPPK」は、一挙、三得と言えます。

皆様も何時までもお元気で長生きを!

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