新連載:「GTIで、PPKを実践する」 『第5回 第2の人生は在職中から準備する』

日本元気シニア総研の富田眞司です。新連載:「GTIで、PPKを実践する」と題し、 日本元気シニア総研が提唱する「G:元気で、T:楽しく、I:生きがいをもって、 PPK(ピンピンコロリ)」を私が身をもって体験しているお話を連載でご紹介します。 『第5回は、第2の人生は在職中から準備する』です。 1.リタイア後のことは、定年になってからでは遅すぎる 現役時代は勤務先のために精一杯、頑張るため、リタイア後のことは、 定年になってから考えようと思っているシニアが多いのも事実です。 しかし、定年すると名刺(社会的地位)がなくなり、人脈もなくなります。 その上、会社のアドレスさえも使えなくなります。 それでは遅すぎます。 名刺もない、肩書きもない、ただのシニアになってからでは 情報ソースも少なく、活動する場を見つけることが厳しくなります。 2.最低でも3年前から準備する 要するに、定年後の居場所は定年前のビジネスパーソン時代から 準備することが大切ということです。 そのメリットは、勤務先や勤務先での役職をうまく生かして 定年後の準備をすることができるからです。 会社や役職を利用することに、勤務先には歓迎しないかもしれません。 でも、退社後、元気で活躍できれば、長い目で見れば、 会社にも恩返しができることにつながります。 では、何年前から準備すればよいのでしょうか。 定年後に何をするか、しっかり準備ができている人は、 準備期間はそれほど必要ないかも知れません。 しかし、起業や新たな資格を取得し、これまでとは違うジャンルへの 進出となれば、準備期間は長い方がよいでしょう。 自分がいる業界や団体での勉強会を活用し、定年後のための人脈づくりや ノウハウ取得ができればありがたいものです。 そこで、まずは3年ぐらい前から準備できれば、良いでしょう。 定年後に難しいビジネスを行う際は、もっと時間をかける必要があります。 3.輝く第2の人生目標をたてる 次にどんな準備をすればよいのでしょうか。 まず、大切なことは、定年後に何をするかの自分の目標を決めることです。 ビジネスを継続するのか、大学で学び直すのか、趣味やスポーツをするのか、 社会貢献活動をするのか、家族を大切にするのか、第2の人生の楽しみ方は いろいろあります。 第2の人生は20年もあります。いろいろな可能性があります。 簡単に達せられるものではなく、なるべく高くて長い目標をもつことをお勧めします。 4.準備をする 目標ができたら、そのための準備をすることです。 例えば、ビジネスなら、専門能力を高める、資格を取得する、ビジネス方法を考える、 活動場所を探す、仲間を探す、販売先を探すなど、 また、大学で学ぶなら、何を学ぶか、分野を決める、学ぶにふさわしい大学や 専門学校を探すなどの準備があります。 リタイア後の人生目標は、人脈が広く、活動の場が大きい現役時代から 準備することをお勧めします。

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