シニア・ビジネス探訪記 第27回 プロが薦める振り込め詐欺電話撃退装置
元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。
今回は振り込め詐欺のお話です。
相変わらず電話を使った振り込め詐欺が横行しています。狙われているのは高齢者が多いようです。
まだこれといった効果のある防止策は確立されていないようですが、電話に付ける撃退装置が効果を上げているようです。そんな撃退装置の実態を知りたくて、ビックカメラ有楽町店様にお伺いし、お話を伺ってきました。
最近の電話には振り込め詐欺を撃退するための機能が付いたものが増えてきているようです。その特徴というのは、写真にもあるように、
①呼出音が鳴る前に、かけてきた相手に通話を録音すると警告する。
②着信中は電話に出る前に「注意喚起」のアナウンスをする。
③通話中は通話内容を自動で録音する。
という事になるようです。通話内容が録音されると分かれば、証拠を残したくない相手は当然話をする前に電話を切るでしょう。
また、電話を買い替えなくても、後付けで取り付けるトビラシステムズ株式会社の「トビラフォン」という装置もあります。これはインターネット回線と電話回線の2種類がありますが、管理サーバーと繋がっていて、そこに登録された迷惑番号から電話が掛ってきたときに警告を発するという装置です。迷惑番号は日々蓄積・更新されるようになっていて、詐欺にあうのを未然に防げるようになっています。ただし、2年目以降はフィルタサービス利用料金がかかります。
さらには、パナソニックとシャープの電話の最新機種にはこの防止装置を最初から備えた商品もあるようです。デザイン的にも、液晶画面が大きくなったり、漢字表記になったり、またワンタッチ件数が増えたり、着信音が大きくなったりと、シニアにやさしいデザインが増えたように思います。価格も以前に較べるとかなり安くなっているようです。詐欺電話が気になっている方はお近くのビックカメラさんの店頭で確認してみては如何でしょうか。
*ビックカメラさんには、「振り込め詐欺対策特集」というサイトもあります。
→http://www.biccamera.com/bc/c/oa/cheatmeasure/index.jsp
いずれにしても、詐欺電話にあわないようにするには、個人個人が日々注意することが大事ですね。