シニア・シネマ・シリーズ 第13回『北の桜守』

元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。 久しぶりに紹介する日本映画、吉永小百合主演の『北の桜守』です。

樺太で家族で暮らしていた江蓮一家。第二次世界大戦の終戦間際の1945年、江連てつは夫を残し、ソ連の侵攻から逃れ北海道の網走にやってきた。てつは厳しい寒さと貧しい生活に耐え次男の修二郎を育て上げる。修二郎は米国に渡って事業に成功、15年ぶりに帰国するが、修二郎を待っていたのは変わってしまった母だった。そんな母を見て修二郎は母と一緒に暮らすことを決意し、思い出の大地を巡る。

©2018「北の桜守」製作委員会

出演/吉永小百合、堺 雅人、篠原涼子、阿部 寛、中村雅俊 高島礼子、永島敏行、笑福亭鶴瓶、岸部一徳、佐藤浩市 監督/滝田洋二郎 脚本/那須真知子 舞台演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ 音楽/小椋 佳、星 勝 撮影監督/浜田 毅 吉永小百合120本目の出演作です。 2005年の映画「北の零年」、2012年の「北のカナリアたち」に続く北の三部作の最終章になります。 映画ではありますが、吉永小百合(江連てつ)の心象風景を舞台上の演技で表現するという試みがなされています。 吉永小百合は1945年3月生まれ、もうすぐ73歳になります。 14歳で映画デビューし、高校生のころ『キューポラのある街』に主演、団塊の世代にも支えられ、ずっと人気女優の道を歩んで来ています。年齢の割には、という前置きが必要無いほど綺麗です。 あらすじに書いた「変わってしまった」というのが重要な部分で、映画の中でも認知症なのかPSDTなのか、原因ははっきりとは述べられていませんが、自分の心の中と伴に生きることは、必ずしも不幸なことではないのかな、と思いました。静かに寄り添いたいですね。家族愛の物語です。 2018年3月10日(土)から全国公開されます。

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