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90歳 お肉大好き  貪欲(肉食)シニアが消費を動かす(医療分野担当研究委員 松尾厚二郎)

なんと逞しく頼りになるシニア!
こんな事例を示し、シニアビジネスが目指す”目の付けどころ”を、
食のジャンル中心に、以下にご紹介しましょう。

■歳を取ったら粗食は、もう古い

東京のある焼肉店。7月初旬の平日の夜、客席には家族づれ、カップルに混じり、シニアグループの客も目立つ。タン、カルビ等しっかり食べて、75歳のシニア女子は、3人で1万円を支払った。週に2回は焼肉やトンカツを食べる。「肉料理は体力をつけるのに役立つ」と。ちなみに、この焼肉店の売り上げは3年前に比べ2倍に増えた。

現役料理記者のシニア女史(90歳)は、今でも毎週ステーキ店に足を運ぶ。「食は命なり」。TVバラエティ番組で「おいしゅうございます」と。健康診断結果はなんら問題ない。「食は命なり」と公言する。

歳を取ったら粗食~こんな長生きの秘訣はもう古い。総務省の家計調査では、世帯主が65歳以上の家庭の肉類の購入額は、10年で17%も増えた。64歳以下の6%増を大幅に上回る。

65歳以上が全人口の23%を占めるが、このシニア層は1600兆の個人保有金融資産の60%を、抱え込んでいる。個人消費の伸び率は、全平均で1%なのに、65歳以上はその3倍の3%だ。

生きること、楽しむことに貪欲な”肉食シニア”が、消費をけん引する!

■朝のおやつにハンバーグ

消費に前向きな”肉食シニア”は、若者中心だったファーストフード店の客層を変えつつある。住宅街にあるハンバーガ店は、午前中シニアのたまり場になる。近くに住むAさん(90歳)は、毎日のように訪れる常連さん。「午前中のおやつ」というハンバガーほおばりながら、朝食もしっかりとってと、起きてからの出来事を同じテーブル囲む仲間に話す。ある種社交の場、出勤先でもある。朝食の時間帯は、シニアーが7~8割占めるという。この傾向は、この5、6年来の普通の風景になってきているのだ。

焼肉店含むファミレスは、最近14か月連続で前年実績を上回る。シニアが客を呼び、ステーキの様な客単価の高い商品が伸びているのだ。直近のM社の中国食材問題は論外にして、シニアの取り込みは、業績安定の定石になってきている。

全てが、食起因ではないのですが、こういう文字通り”貪欲なシニア”の生活があり
大きなトレンドになってきている、そういう事実があるのですね。

■シニア個人資産の行方

年間400万人のツアー参加者の半数をシニアが占めるクラブツーリズム。南米、ガラパゴス諸島など世界の秘境めぐり「グランデ」シリーズの人気は高い。エコノミークラスでも1人40~50万の南アフリカは、前年比4割増しだ。

東急リゾートは、3000万程度の別荘の物件で過去最高の売上に。シニアからの引き合いが多いのだそうだ。

新しい家電への嗜好も尽きない、今は4kテレビ。貸しビルを保有し月30万以上の収入は、すべて新家電製品に使う大家さん(76歳)もいる。

「老後を静かに暮らすのでなく、ライフスタイルを作る新しい大人」(博報堂;新しい大人文化研究所)が、消費を動かしている。

(一部、日経デジタルを引用・参照しました)

(日本元気シニア総研 常務理事 医療・健康分野担当研究委員 
 M’sコンシェルジュ代表 医療経営コンサルタント 松尾厚二郎)

 

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