ラジオ体操の薦め その③「運動の継続は健康寿命をのばす!」 

元気シニアビジネスアドバイザー、福永邦昭です。 ラジオ体操の薦め③「運動の継続は健康寿命を延ばす!」をお届けします。 平均寿命と健康寿命の差   [平均寿命と健康寿命、10歳の差を思考]

厚生労働省が今年7月に発表した「簡易生命表」によると、2014年の日本人平均寿命は女性86,83歳・男性80,50歳といずれも過去最高を更新。女性は3年連続世界一、男性は前年4位から3位に上昇した。前年比女性0,22歳男性0,29歳 。 1947年(私が小学2年の時)男性は50,06歳、1971年には70歳を超えて着実に延びている。 女性は心疾患・脳血管疾患、 男性はがんや肺炎の脂肪状況が改善したことが大きいという。厚生労働省の広報担当者は医療技術の進歩や健康意識(ウオーキング・ジョギング・各種ストレッチ・健康食品・サプリメント等)の高まりが背景にあると誇らしげに記者会見を行っていたのが印象的だった。

※上の図は2013年の平均寿命と健康寿命の差 [しかし実態はどうか?]

健康寿命とは無病で要介護などの必要なく、健康に生活できる期間を示すもので、高齢社会の動向を知る指数です。平均寿命と健康寿命との差約10年前後あると云うことは、超高齢社会は病気になる人、要介護になる人も劇的に増えることは目に見えています。(ちなみに私の母は101歳、95歳までは自分で歩け、食事も出来たが現在は介護度5で無病で元気ではあっても寝たきり状態)。 介護制度が開始された60年度は3兆6千億円だった介護保険の費用は膨らみ続け、14年度は10兆円になった。「団塊世代」が75歳以上になる2025年には約20兆円と10年で倍増する試算だ。現在、65歳以上の介護保険料は全国平均月額5,514円、は8千円を超す見込むだと云われている。 当然医療費・入院費も増額、2013年度は40兆610億円で確定し、一人当たり31万4700円となった。税金の4割を占める医療費の増加は国の財政を圧迫する大きな要因です。政府は財政健全化を盛り込んだ「骨太の方針」には、医療や介護を「負担能力に応じた公平な負担」を検討中なので、家計に占める比率は更に高まる。  年金生活者は年金の実質的な目減りに応じたライフプランを考え直す必要に迫られてくる。そこでシニアに課せられるのは健康維持です。食事・運動・認知症対策など・・・・ 当然健康意識の高い皆様はいろいろ工夫されていると思いますが、なるべく怪我なく無病で医者にかからず介護不要でいたいもの。その一つの手段に、誰でもどこでも簡単にできる効果的な運動、毎日のラジオ体操をお薦めします。 さて、能書は以上にして4回目からは、正しい基本動作・効果・歴史・背景や組織等を順次お伝えします。  私は、ラジオ体操を始めて8年、3年前に指導員の講習を受け、毎朝(少々の小雨でも)約40人の元気なシニアの前で大声を張り上げています。

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