シニアが消費税アップを乗り切るには(日本元気シニア総研 代表 富田眞司)

代表の富田眞司です。4月1日から消費税がアップしました。企業努力で値上げしないでがんばっている会社はうれしいですね。

一方で便乗値上げをする会社も登場、消費者庁が開設した消費者や事業者から情報・相談を受け付ける専用ダイヤルへの問い合わせも出ています。気になるのは便乗値上げでは200円の商品が4月から220円になったものがあります。消費者庁は「本体価格の値上げについて合理的な理由があれば一概に便乗値上げとはいえない」と消費者に伝え、値上げ理由を確認するよう求めています。

年金生活だけに頼るシニアにとっては、消費税の値上げだけではなく、年金支給額の減額や一部の世代では医療費負担も増額されます。大変ですね。

消費税アップを乗り切るためにはシニアも賢くなる必要があります。

1. 外税方式に注意しよう、電卓をもって買い物をしよう

表示料金をみたら、内税か外税かまずチェックしましょう。内税方式ならその金額を支払えばよいので、心配ありません。外税方式の際は注意が必要です。それも小さく表示されている場合が多いので気をつけましょう。シニアには読みづらくなりますので要注意です。
これまで内税に慣れてきたシニアは外税に気づかず、安いと思って購入すると外税のため8%余分に支払わなければなりません。

なかでも、外税のメニューにお買い得感があるように、399円(外税)と表示してある場合です。399円なら買い得ですが実際は外税のため431円支払うことになります。レジで文句を言うのも恥かしい遠慮がちなシニアは結局、割高な買い物をしていまいそうですね。

外税表示の場合、表示価格の108%支払うことになります。399円の108%って簡単に計算できますか。若者でも暗算で計算できません。それを防ぐには電卓をもって買い物をすることです。

2. 賢い買い物をしよう

そもそも、これまで内税しか認めなかったものが、外税、内税表示を認めることがよくないのです。近く10%への増額があるかもしれないので、店頭表示などが大変なので売る側の配慮といいます。この状況ではきっとトラブルが増えることでしょう。トラブルで損をしないように賢い買い物をすることです。それには、次の方法があります。

(1)計画的な購入をすること

無駄な買い物を避けるために計画的に購入することです。あわてて購入しないことです。

(2)比較購入をすること

一つの店だけではなく、何店も調べて比較することで安く購入することができます。毎日特売チラシで比較検討することです。きっと、お買い得商品が見つかります。

(3)ポイント制度を活用すること

今、いろいろなポイントカードが発行されています。ポイントカードには特典がついています。ボーナスポイントといって、高いポイントがつく日があります。その日を活用しましょう。

(4)クーポン券を活用すること

消費税アップで脚光を浴びているのはクーポン券です。お買い物をする際に割引きなどの特典がつくのがクーポン券。今、消費税アップ対策としてにわかに脚光を浴びています。
消費税アップ前の3月から4月以降の消費の落ち込み対策として、百貨店や量販店などで実施されています。

ビックカメラで3月に買い物をしたら4月、5月に買い物をすると13%のポイントが付いてくるというクーポン券が付いてきました。4月に入ってジョナサンで食事をしたら、レジでスカイラークグループのクーポン券がついてきました。

(5)商品と価格の勉強をすること

買い物をする前に買いたい商品とその価格の勉強をしましょう。いろいろ調べることです。季節による価格差、おいしい時期などを調べ、賢くなることです。脳の活性化にもつながり、認知症予防にもなります。

(6)良いお店を選んで買い物をすること

最後は親切で割安なお店と、お客様を無視するお店と選別することです。外税でお客様に割安感を出し自分本位のお店からはお客様が遠のくでしょう。信頼できる良いお店や良い会社とは、長く付き合いたいものです。

1404coupon

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA