冬についた脂肪は春に落としましょう!(研究委員 藤原隆子)
本格的な春がやってきました。一年の中でも一番過ごしやすい季節ですね。今年は冬の寒さが厳しかった分、ポカポカ陽気がうれしいですね。春になって気づくのは、冬についた脂肪。いつの間にかつかめるお肉が増えていませんか? これから薄着の季節、冬についた脂肪は今すぐ落とす準備をしましょう。
1kgの脂肪を落とすためには、7000kcal減らす?
何カ月もかけてついた脂肪は、2~3日では都合良く落ちません。健康診断の前に焦った経験ありませんか? なぜ、すぐに体重は落ちないのでしょうか?
1kgの脂肪を落とすには、約7000kcal減らす必要があります。栄養のバランスを損なうことなく、カロリーを減らし、運動をプラスしないと、なかなか実現できません。まず、食事の内容を見直してみましょう。
健康的な食事と思っても……意外な落とし穴が
「和食中心のバランス良い食事をしているのに、なぜ痩せないの?」
実は和食で注意したいのは調味料。例えば煮物には醤油、塩、砂糖、味醂を使います。味付けが濃くなると食がすすむほか、むくみも引き起こします。味見をして一口で美味しいと思ったものは、味が濃い可能性が高いので注意をしましょう。
主食についてのアドバイス
主食の主成分である炭水化物はエネルギー源として欠かせませんが、食べ過ぎると脂肪に変わります。量を決めて食べるようにするとよいでしょう。
ごはんは、栄養価が高く噛み応えのある胚芽や玄米入りのものにするなどの工夫をするのもオススメです。
パンに塗るバターやジャムの量にも気をつけましょう。ちなみに、メロンパンや甘いデニッシュなどの菓子パンは主食ではなくお菓子として考えましょう。