1. なぜ定年後に「コンサルタント」や「講師」なのか? 私が「コンサルタント」や「講師」を薦めるこれだけの理由【コンサルタントや講師になって「充実感」と「収入」を手に入れよう」】

【コンサルタントや講師になって「充実感」と「収入」を手に入れよう」】 ~定年からのセカンドキャリアにチャレンジ!~

(株)戦略コンサルティング研究所 鈴木誠一郎

1. なぜ定年後に「コンサルタント」や「講師」なのか? 私が「コンサルタント」や「講師」を薦めるこれだけの理由

現在、現役サラリーマンの方から見ればイメージしにくいかもしれませんが、サラリーマンが「定年」を迎えると、「11万時間」という「財産」が転がりこんできます。いったい何のことかと思われたことでしょう。この「11万時間」という時間量がどういう意味で、どれだけすごい時間量であるのか、それは次の事実を理解することで、この時間の膨大さがイメージできると思います。 仮に、22歳で就職し60歳で定年を迎えるとして、その間に働いた時間と、定年後から83歳(60歳男性の平均余命23年(女性は28年)、H22厚生労働省簡易生命表)までの自由時間を単純計算すると、 ・サラリーマン時代の労働時間:12時間(1日の実働時間)×5日×50週(年間勤務週数)×38年=11万4000時間。 ・定年後の自由時間:14時間(睡眠や食事入浴時間を引いた1日の時間)×365日×23年=11万7530時間となります。 驚くことにどちらもほぼ同じ時間量(約11万時間)になるのです。 38年間という長い年月をサラリーマンとして、ご自分が働いてきた日々を思い返してみてください。学校を卒業して入社したばかりの右も左もわからない新入社員時代、前だけ見て一生懸命仕事をした30代、会社に十分貢献したという実感がある40代、そして熟練の50代と日々歩んできた長い年月、それが「約11万時間」という時の流れだったのです。 定年後にはそれと同じだけの「時間」があなたを待っているのです。いかがですか?「え!そんなに時間があるの?」と思われましたか。この定年後の膨大な時間量をみれば、もはや「余生」などとは言っていられなくなります。今日、定年後は人生のおまけではないのです。 今日、私たちは定年後に転がり込んでくる大きな財産(約11万時間)を上手に使っていくということが、生涯を通じて充実した人生を送る上で大変大切な時になっているのだと思います。 この定年後の自由時間は、あなたが職場に捧げてきた時間とほぼ同じというだけではありません。この11万時間は、すべてあなたが好きなように使えるのです。後半生をよりよく生きていくために使うことができるのです。今日の60代は大変若いです。逆にまだ若々しい時点でリタイアできるからこそ、これからできることもまだまだたくさんあるのです。 一昔前ならば、第一線を退いてすぐに人生を終えたかもしれません。定年退職後、10年くらいの期間を好きな趣味や孫相手で過ごすくらいで十分でした。ところが現在は、食生活が改善され、医療も発達し多くの人々が人間ドックを受け、フィットネスクラブに通っています。一昔前より健康で長生きすることが十分可能になっているのです。したがって人生を終えるのはもっとずっと先のことなのです。 定年後の生活が20年以上、やがて30年に及ぶことも十分あり得るところまで来ています。これはまさに第2の人生とよぶに値する時間量だと思いませんか。当然、孫の相手だけでは済みません。孫も成長して大人になってしまいます。そう考えるとサラリーマン時代は、まだ「前半生」でもあったのです。定年というのは人生の折り返し地点であると共に、第二の人生のスタートラインなのです。 定年後はそれなりの年金も入ることから、現役時代のように「稼ぐ」ことだけに軸足を置いて考える必要もないでしょう。今後は自分のやりたかったことに時間を使ったり、自分が充実感や存在感を得られるように仕事をしていくことができるのです。そのことが若さを保ち、よりよい後半生を創造していく原動力にもなるでしょう。いかがですか。これはとても素敵なことではないでしょうか。(続く) 執筆 (株)戦略コンサルティング研究所 鈴木誠一郎 経歴 立教大学経済学部卒、日産自動車株式会社に28年間勤務する。 営業部、マーケティング本部、企画部、地域戦略部、系列ディーラー経営に取り組む。 ・日産系ディーラー出向時代に店長となるが6ヶ月連続で店舗目標の未達状態に陥り、営業部長から180日間、毎日罵倒され続け体重が12キロ落ちる。 ・「マッキンゼー&カンパニー日本支社」と日産自動車との共同プロジェクトにおいて、日産側チームとして参画する。 ・国内最大手のコーチングファーム「コーチA」との企業活性化共同プロジェクトに参画する。 ・日産系ディーラーの業績改善コーチングに取り組み、万年49位の業績低迷店を、10ヶ月後に「トップ3」店舗に導く。(後に書籍「うなずき力」として出版される) ・その後、日産自動車を退社し、BMWジャパン専属の経営コンサルタントとなる。チーフコンサルタントとして全国のBMW正規ディーラーの業績改善に取り組む。 ・国内最大手電動バイクメーカー「テラ・モーターズ(株)」からオファーがあり、同社の国内市場戦略コンサルタントとなる。 ・TV番組「マネーの虎」にレギュラー出演していた南原竜樹社長より、日本旅館再生に向けたコンサルティング会社の専属コンサルタントとして協力依頼がくる。 ・現在までに、一般企業と自動車ディーラーを合わせ約200社の企業現場コンサルティングを実施し、独自の「SRIコンサルティングメソッド」を開発する。 ・30年以上にわたり培ってきたコンサルティング知識やノウハウを若い現役コンサルタント、講師、コーチの方々に伝授したいとの想いから(株)戦略コンサルティング研究所を設立。既に約170名の現役コンサルタントのコンサルティングを実施している。 代表著書 「定年前後の人のための「講師デビュー」入門」 「チーム力が全てを変える!最強チームを作るリーダーの条件」 「うなずき力 部下のやる気を引き出すオヤジ管理職マニュアル33」 「ビジネスで成功する人が身につけている”気くばり”の極意」 「フェイスブック時代の本当に価値ある人脈づくりの法則」 「若い人がキビキビ、ワクワク動き出す!上司のためのコミュニケーション技術」 1411suzuki-book1

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