シニアのつぶやき、地方都市編 第7回 シニア大航海時代の進む海は?(世話役 坂本好高)

主題「地方都市に相続・後継者不在という現実」 副題「守るべきものは?分墓・転墓・廃墓・無縁墓等墓所が伝える今」 ご覧頂いている皆さんへ 今回は、地方都市の現実をシッカリ見つめて頂きたいと思い、墓所問題に関した投稿を致しました。超少子高齢化時代は、日常の生活シーンも大きく変化を齎していますが、相続の本来の目的は、家相続という家系を守るという意味合いであったと思います。家を護る為に、兄弟姉妹は心を一つにして、万一長兄が没しても次なる後継者が、意を得て継ぐという形式が廃止され、個人の権利や価値観が尊重される中で、失う事・物もまた時代を映し出していると思います。 社会で話題ともなっていますが、父母を始めとする自身のルーツを語る代々を供養する墓所を、相続人や被相続人になる事で、守り管理出来なくなる事情が、地方では分墓・転墓・廃墓の決断となりつつあります。また墓所を求めない自身の始末を決意される選択も社会問題となっていますね。 特に首都圏域で、故郷を離れて生活環境を見出した方に多くあるという事実も、時代が選択を促す事象とは理解していますが、その後を継承される子供達に、我が家のルーツを語る事は、無くなるのでは? という思いが、地方都市で未来を思う私としては、悲しい事実と受け止めています。 自身が生を受け父母や祖父母等の惜しみない愛情を受けて、社会に巣立った記憶が私にもあります。人として生を受け親子三代の生き方や、その場所を伝えたいと思う事は、旧時代の価値観でしょうか? 是非論は別としても、その事実はそのまま超少子高齢化時代が、地方都市を直撃する一つの現象でもありますね。 私は地方都市を何が何でも再生させたいのです! たとえ全ての地方都市を再生出来なくても、UターンIターンを望む人達にも、優しく穏やかに迎えられる地方都市を再生させてこそ、一極集中化で繁栄する人工都市の、対極として分墓・転墓・廃墓・無縁墓等の穏やかな解決を齎すと考えます。住む人一人一人に物語がある地方都市が、私の理想像となりつつあります。 次回は、「予定を早めて11月に次女夫婦+孫が帰ってきます!」 「 定量型社会が、超少子高齢化問題を解決します。」 「ナンバーワンでないと駄目ですか?」を予定しています。
参詣される方が無くなった墓所

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墓誌も解読出来なくなった墓所

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辛うじて、次代へ継承可能になった我が家の墓所

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