ラジオ体操の薦め② 「運動の継続は健康寿命を延ばす!」

元気シニアビジネスアドバイザー、福永邦昭です。 ラジオ体操の薦め②「運動の継続は健康寿命を延ばす!」をお届けします。
提供/東京都ラジオ体操連盟

提供/東京都ラジオ体操連盟

  [摂取カロリーと消費カロリー]

人が体を動かす度合、運動量をカロリー(cal)いう単位で表現しているなはご存じの通り。運動量が多い程摂取した食べ物を消費し体重を減少させ、発病の予防となります。 病気による死亡原因の65%は生活習慣病が占め、運動量に比べ摂取過多が社会問題となって今日ではスーパーやコンビニで販売している大手の加工食品やファミレスメニューにもカロリーを表示しているのをお気付だと思います。全国民が摂取カロリーを意識し始めたが、一方の運動による消費カロリーを意識している方は意外と少ない。 運動不足を補おうと食べ物や飲み物など摂取カロリーを少々制限(ダイエット)したとしても、運動不足は消費できないエネルギーが溜まります。余ったエネルギーは脂肪に変わり、内臓のまわりや血液中に蓄積されます。脂肪が過剰に蓄積されると、既にご承知の肥満・高脂血症・高血圧・糖尿病・虚血性心疾患・骨粗鬆症などです。健康な体を維持するには、自分の体に適した運動習慣を身に着けることが不可欠です。そこでまずは毎朝たった15分足らずのラジオ体操をお薦めします。

[ラジオ体操は運動量が少ない、が!]

仮に体重50kgの大人がラジオ体操を15分間行うと57キロカロリーを消費する。 57キロカロリーの消費は丁度速足で15分の歩行し続けた運動量に匹敵する。但し、カロリーの消費量は年齢・身長・体重によって異なる。ちなみに私(75歳・身長168cm・体重64kg)の場合はラジオ体操1,2番とテーマ曲など15分で58キロカロリーだった。

[なぜラジオ体操は早朝なのか?]

眠るのは副交感神経の働きで、脳や筋肉は休息状態であり、血液は体の中心部の内臓等に集中しているため脳や手足の末端にはほとんど血液が流れない。 明け方になると、体は自然に起床の準備を開始するが、目覚めの瞬間は交換神経の働きが鈍く(血液が脳や体の末端の血液が流れていない状態)、思うように体が動かないし脳の働きも悪い。その状態からいち早く脱出するには身体を動かし、血流をよくするしかありません。 NHKのラジオ体操が毎早朝6時30分なのはこのため。第一体操も第二体操も身体をまんべんなく動かす13種類の運動から構成され、筋肉の伸縮によって血流をよくする。 消費カロリーは58キロとさほどではないが、全身と末端の血流をよくして脳や手足の働きを活発にさせる人間の初動ストレッチ(一日の始まり)として効果は絶大です。  参考までに:私の一日の平均消費カロリーは、睡眠時300kcal・室内行動300kcal・ラジオ体操とジョギング1500~2000kcal、プラスアルファ―でトータル2300~2700kcal。摂取カロリーはなるべくこれ以内心掛けています。

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