元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。
「スポーツ吹矢」というものを御存知でしょうか。
一般社団法人日本スポーツ吹矢協会さんが主催する「第10回全国障がい者スポーツ吹矢大会」にお邪魔して、体験コーナーで実際に「スポーツ吹矢」を体験してきました。
スポーツ吹矢は創始者である故青柳清氏が、健康のために良いとされる腹式呼吸を普及させようと考案し、1998年に一般社団法人日本スポーツ吹矢協会を設立しました。誰でも手軽にできるスポーツということで、一般の方だけでなくシニアの方も楽しんでいますし、協会としては障がい者スポーツとしても積極的に取組んでいるようです。
気功やヨガは「腹式呼吸」、テニスやゴルフなどの一般スポーツは「胸式呼吸」です。どちらの呼吸法も健康に大切。スポーツ吹矢ではゆっくりとした一連の動作のなかで、腹式と胸式の両方を用います。これが「スポーツ吹矢式呼吸法」。静かなエクササイズと呼ばれるゆえんです。
体験コーナーではまず基本動作から教えていただきました。使用するのは120センチの長さの筒と、20センチほどの長さの矢。この矢は薄いビニールフィルムの円錐の先端から小さな釘の頭が出ているような形状をしています。時速100キロ以上のスピードで飛んでいくので、まず安全面の注意がありました。次に呼吸を整えて的を見据え、一気に息を吐き出して矢を飛ばします。簡単なようですがなかなか難しい。真中に当てようと欲を出すと力が入って上に飛んでしまうし、呼吸のタイミングが合わないと矢が失速して下に落ちてしまう。体幹がぶれると矢もぶれる。無我の境地にならないと矢は真中には飛んでくれません。体力だけではなく精神力も鍛えられます。奥深いスポーツです。
現在、全国に1200以上の支部があるそうですので、興味のある方はお近くの支部を探してみてください。
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