シニア・シネマ・シリーズ 第11回『ロング、ロングバケーション』

元気シニア・ビジネスアドバイザーの林野均です。 今回紹介する映画は、認知症が進行した元文学教師の夫ジョンと、全身にガンが散らばった妻エラ、50年以上連れ添った夫婦が子供たちにも内緒で古いキャンピングカーを持ち出し、夫の敬愛するヘミングウェイの家があるフロリダ・キーウエストを目指すロード・ムービー、『ロング、ロング バケーション』

© 2017 Indiana Production S.P.A.

監督:パオロ・ヴィルズィ『人間の値打ち』、『歓びのトスカーナ』 出演:ヘレン・ミレン『クィーン』、『黄金のアデーレ 名画の帰還』 ドナルド・サザーランド『鑑定士と顔のない依頼人』 原題:THE LEISURE SEEKER/2017/イタリア/カラー/シネスコ/112分/5.1chデジタル/ 原作:『旅の終わりに』マイケル・ザドゥリン著 小梨直・訳(東京創元社刊) 提供:ギャガ、朝日新聞社  配給・ギャガ 認知症が進行するジョンは記憶が曖昧になったり、人の名前が思い出せなくなったり、でもまだ自分の認知症が進行しつつあるという認識はあります。妻は自分が死んだら夫はどうなるのか心配でたまりません。そんな2人がキャンプ場で夜になったら昔のスライドを映して懐かしんだり、過去の出来事に突然怒り出したり、でもお互いが最愛の人であることは再確認できました。ハッピー・エンドとは言えないかもしれませんが、決して不幸な映画だとは思えません。 ジャニス・ジョプリンやキャロル・キングたちの音楽も心に沁み入ります。最愛の人と2人で見て頂きたい映画です。 2018年1月26日(金)TOHOシネマズ日本橋他 全国順次ロードショー。 公式サイト ⇒ http://gaga.ne.jp/longlongvacation/

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