シニア・ビジネス探訪 第51回 NPO法人グラウンドワーク三島

元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。 RSSC(立教セカンドステージ大学)に通っていますが、受講している科目の一つが『セカンドステージと市民生活』。 「NPO法人グラウンドワーク三島」の専務理事で、都留文科大学特任教授でもいらっしゃる、渡辺豊博先生の授業です。 リタイア後のシニアの活動の一つとして選択肢に上るのがNPO法人ですが、1998年の特定非営利活動促進法の成立以後乱立したNPO法人も、現在は活動休止となった団体が数多くあるようです。 そんな中、30年近くに渡って活動を続けられている渡辺先生のお話は実際の活動に沿った内容ですし、リアルな姿が見える深みのある授業です。 そんな授業の一環として「NPO法人グラウンドワーク三島」の現場研修に行ってきました。ゴミ捨て場と化した源兵衛川を、蛍の飛び交う清流に蘇らせ、絶滅危惧種だった水中花、三島梅花藻(ミシマバイカモ)を再生した実績があります。 実際に源兵衛川に入ってゴミを拾う体験もしましたし、各地のプロジェクト現場も見させて頂きました。 NPO法人といえば、ボランティアというのが付きもののようですが、グラウンドワークの本場イギリスでは「非営利」という概念はなく、専門家としての立ち位置で、多くの給料や報酬を得ているのが現状のようです。 リタイアしたからボランティアでNPO法人でも立ち上げるか、といった安易な考えではなく、利益を考えた企業としてのNPO法人の立ち上げも視野に入れて考えた方がいいように思います。でなければ長続きしないでしょう。 それにしても源兵衛川、想像以上に綺麗な川でした。研修当日は「三島ホタルまつり」の日で、夜にはたくさんのホタルが光りながら飛び交うのも見ることが出来ました。 「グラウンドワーク三島」→http://www.gwmishima.jp/

《源兵衛川の三島梅花藻》

 

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