シニアビジネス探訪 第16回 シニアのサロンとしてのパリミキ

元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。以前「貸出補聴器」の記事を書いた株式会社三城さんに関心をもったきっかけは、実は新聞に入っていた折込チラシなんです。チラシやポスターで、所謂シニア年代の方々がファッショナブルな服装でモデルになっていました。そこで株式会社三城さんにお伺いしてシニアに対する考え方などをお聞きしてきたのです。 パリミキ 株式会社三城さんではメガネを、ファッションや化粧と並びシニアを元気にするための大切なアイテムの一つと捉えているようです。もちろんメガネとしての機能は重要ですが、若い人たちだけではなく、シニア層にも伊達メガネを掛ける人が増えているようです。 店舗に訪れるお客様もシニアの方が多く、「売るための場所」としてだけではなく、「シニアの方の居場所」という観点から店構えも考えているそうで、たとえそのために品数が減ったとしてもスペースを確保し、シニアの方がゆっくりできるサロンとしての機能も考え、開放しているそうです。そのスペースを使ってイベントを開催したりすることも受け入れているとのことでした。 実際に埼玉県八潮市にある八潮店にもお伺いしてみました。 パリミキ八潮店 想像していた以上にゴージャスな雰囲気です。家具もアンティークで、テーブルの脚はなんと足踏みのシンガーミシンを加工したものです。テーブルの上には美顔ローラーや頭皮マッサージ器が置かれていました。 ピアニストを呼んでコンサートも開催したことがあるそうですが、一般の方の発表場所としても使ってほしいし、広いので展示スペースとしても使えると、店長の成尾氏は仰っていました。スピーカーからはジャズが流れ、ずっと居座りたいような気分でした。こんな場所からシニアの繋がりが出来てサークル活動などに発展したら面白いですね。 八潮店店内

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