シニアでもわかるSNS~フェースブック、ツイッターで友達ふやそう!~(医療関連担当研究委員 松尾厚二郎)
===SNSは、スマートシニアの生き方の必要要件です===
■情報格差(“ディジタルディバイド”)と言う現象が既にあり、その言葉はまさに不気味とも言えます。 これは一言で言えば、ICT(情報通信技術)を利活用できる人とそうでない方では、生活上(経済力、社会的地位、仕事のパフォーマンス、メンタルヘルス・・)の面でも大きな“格差”が生じてしまうことを言います。
これを克服して、ICTを楽しく生活の一部として上手く使いこなして行くことが、今後シニアを含め年次を問わず、ますます大切な時代になるでしょう。
パーソナルコンピュータ、インタネット、スマートフォン、タブレット端末等を活用して、そのアプリケーション、コンテンツを最大限に活かしてゆく。その利便性は大きく、現代では、誰でもほんの少しの努力でそのメリットを享受できるのです。
■ICTのごく基本を習得したうえで、数多あるアプリケーション、中でも特にまずSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を使って見ることをお勧めします。
代表的なフェースブック(FB)、ツイッターを、仲間づくり、絆づくり、双方向の情報受発信などにサクサクと使うことで、より楽しく快適な日常活動への貢献、またその利便性の大きさを、実感できるでしょう。
特にFBは、実名登録制であり安全で、楽しく、礼儀がまもられて、少し本音も交換でき、現実の集いに似た感覚が有ります。友達が友達を呼び好ましい連鎖が生まれます。
ただ最初に始める前に、次のような懸念とか疑問とかが有り、その解決策の提示が、特にシニアにもわかる仕組みが、現状では少ないように思われます。
1)SNSって何?;基本的な機能の説明、仕組み、活用の方法など・・・
2)どんな効用が?;様々な活用事例、個人、家庭、コミュニティ、ビジネスでのメリット・・、その効用 の恩恵に浴さないと何が興る?も併せて・・・
3)不安とか問題は無いの?;個人情報保護、セキュリティ等、安心安全の保障・・・
4)積極的な活用の事例は?;有名人の例。元気シニアを増やし、日本を元気にしよう・・・に本当に役立つの?・・・
5)サポート体制?;お勧めの本、シニア向けのパソコン・タブレット・スマホ教室・・・
■シニアライフにおいても、“ディジタルディバイド”を生じさせないで、そのハンディを負わずに、ICT活用による積極的な生き方が求められます。
『元気で、楽しく、生きがい(GTI)もって、ピンピンキラリ(PPK);希望あふれるスマートシニアを目指そう』 を標榜し(「日本元気シニア総研のコンセプト」をベースに)、そんな生き方を実践することが、推奨されます。
その為にもICTは、必要条件なのです。特に、FBでの「投稿」(公開日記のようなもの)を通じ、そのコメントの授受とか、「いいね」での軽やかな反応は、交流を楽しみ、友達をネット上にもリアルにも作れる優れた仕組みと言えましょう。
今、小職は、上記5項目の疑問に答える分かりやすい講演を準備しています。少しでも今回のテーマタイトルの趣旨が実現されることは、まさにシニアにとって特にメンタル面での福音だ、と考えるからです。
次の機会にその話をしたく思います。(M’sコンシェルジュ代表 医療経営コンサルタント)