QOL Style学 Vol.1「はじめに、QOLな生き方を考える」マズローの学説から…QOL欲求5段階説(健康・生きがい担当 研究委員 堀内仁)
QOL(Quality of life:生活の質)とは、『人は長生きをする。元気で生き活き、生きていく喜びに満ちた生活を送りたい。そのために、長生きすることから起きるリスクの数々を回避したい。経済的基盤を人生の早い時期に築き、将来訪れる病気や身体機能の衰えに備え、できれば、30歳代の身体が成熟期に入る段階から予防に努め備える。人生の早い時期から自らの終末を意識し、目指すべきQOLの姿をイメージすること』と定義する。
アブラハム・マズローが唱えた有名な学説(経済学史のモチベーション理論で出てくる)に、欲求5段階説がある。人間の欲求は、1.生理的欲求、2.安全の欲求、3.親和の欲求、4.自我の欲求、5.自己実現の欲求 の5段階あるという。その5段階をステップアップしていく本能があり、生きていくモチベーション(動機付け)になるという。
マズローのモチベーション理論からQOLな生き方を考えてみる。
1階層(生理的欲求)⇒受動的育成期、この世に生まれ、親に育ててもらい愛をもらう。
2階層(安全の欲求)⇒自立的成長期、大人になる。恋愛をし、幸せな家族を持つ。
3階層(親和の欲求)⇒集団組織形成期、社会活動に入る。いい仲間と出会う。
4階層(自我の欲求)⇒社会貢献活動期、自己を修練し、他者から慕われる。尊ばれたい。
5階層(自己実現)⇒知的創造完熟期、人間として完熟期に入る。同類の仲間と集う。
人間は、早くこの段階を駆け上りたい。豊かな人ほど、気づきがある人ほど、早く駆け上ることができるのではと思われる。そして、長く、最上階の自己実現⇒知的創造活動期に留まり居たいものである。
気づきが大切であり、早い段階からいい仲間に恵まれることがQOLな生き方には大切なのではと、思われる。男女の出会いから始まる人間関係が大切だと思う。目指すは、4から5の階層。私のライフスタイルは、現時点3階層の下、少し無駄な時間を過ごしてきたかもしれない。早く、ステップアップしなければと思うしだいである。
私のこれからは、健康管理「運動と食生活の改善」どう改善し維持するか? 下位の階層に降らないことを肝に銘じ、毎日を送りたい。もうひとつ、経済リスクに備えなければならない。妻との夫婦の経済設計を練ることも残る。年金プラスα少なからずもの収入の道を求めたい。「生涯現役、自己実現を果たす就労の道」を捜し求めたい。他者から感謝される存在になりたいものである。
QOL5階層→自己実現への道を登りつめたいものである。その道のりとその過程で学んだことをレポートさせていただきたい。