「振り込め詐欺にご注意を!!騙されないためのポイント」(世話役 渡部岳)

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「振り込め詐欺、大丈夫ですか?」
「そんな騙されるはずないから大丈夫!!」
「なんでそんなに騙されるんだろうねえ」
振り込め詐欺について聞くと、多くの人はこんな風に考えます。「まさか自分が・・・」という考えは非常によくわかりますが、一向に被害件数は減りません。それどころか驚くべき発表がありました。

振り込め詐欺被害総額486億円を超える

警視庁の発表によると2013年の振り込み詐欺による被害総額は486億9325万円に達し、被害件数は1万2998件に上るとのことです。前の年よりも、122億円以上増加しており、世間を騒がせています。会社であれば、大変素晴らしい伸び率なのですが、そうは言っていられません。困ったことにこのニュースを見て、潜在的な振り込め詐欺の犯罪者を触発して、より多くの犯罪者を生み出す可能性が高いのです。

ここで予測されるのは、同様の手口、新しい手口で、振り込み詐欺の実行件数がほぼ間違いなく増えるということです。これは一人一人、または家族で自己防衛手段を考えなければ、ますます増えていくと考えてよいでしょう。

振り込め詐欺のトレンドは「現金手渡し」

手口としては「現金手渡し」で犯人が直接取りに来るというパターンが一番多いとのことですが、当然犯人は面識のない他人な訳です。「怪しさ」に気付きそうなものですが、その人を信用するしかなくなってしまう状況を言葉巧みに作り出すので、会ったときには冷静な判断などできなくなってしまいます。人間、大概そういうものです。では、どのようにしたらいいのでしょうか? それは、その状況まで行かないようにすることが大切なのです。

ポイントは日頃から「電話」をするということ

電話が主な入口になるこの犯罪の一番の予防策は、「日頃から家族に電話をする」ということではないでしょうか。

家族の最近の出来事を聞いたり、孫の様子を聞いたり、家族の声色を忘れないようにしたり……何より普段から自分が電話で相談する癖をつけるのが一番いいのです。自分の楽しみの一つになると習慣として定着します。用がなくても積極的に電話しましょう! 家族にすこし嫌がられるくらいなら、100万円損をするよりもはるかにマシです。日頃の家族とのコミュニケーションが一番の予防策だということです。

この社会現象はそんな家族のコミュニケーションの溝を表わしているのかもしれませんね。

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