シニア・ビジネス探訪 第75回 自宅に閉じこもっている今
元気シニア・ビジネスアドバイザーの林野均です。
新型コロナウイルスは高齢者の方が重症になりやすいと言われています。「手洗い」と「うがい」をこまめに行って感染のリスクを減らすことが一番大事なようです。
また、3密(換気の悪い「密閉」空間・大勢がいる「密集」場所・間近で会話をする「密接」場面)を絶対避けることも重要です。7都府県で発令された緊急事態宣言で外出自粛が要請されましたが、それ以前から全国で不要不急の外出は自粛するように言われています。
でも高齢者の方にとっては家に閉じこもっているのも肉体的、精神的リスクが高いと思われます。
歩かないことで足の筋肉が衰え、転倒の危険性が高まります。転倒から骨折、そして寝たきりとなることはもはや常識となっていますが、現在の医療状況では病院で手当てしてもらえるかも疑問ですし、病院自体が感染源にもなりかねません。座っているだけでなく、室内でなるべく身体を動かしたり、人のあまりいない時間・場所を選んで散歩するなりして筋力が衰えないようにしましょう。
外食も控えなければなりませんので、積極的に自炊してみましょう。料理は脳活にも効果的ですし、料理すること自体がカロリー消費にもつながります。カロリーを消費しないと食が細くなり、フレイルにつながります。
人と至近距離で話をするのも飛沫感染のリスクが高くなりますから避ける必要はありますが、人と会話しないことは脳の衰えに結びつきやすくなります。電話等でかまいませんので、人と会話をすることも必要でしょう。
コロナ禍がいつまで続くのか不透明ですが、必ずや終息する時がくるはずです。それまで元気に過ごすためにいろいろ工夫しながら乗り越えましょう。自粛解除になって外出しようとしたら歩けなくなっていた、なんていうのは笑い話にもなりません。
そうそう、一番免疫力を高めるのは笑うことだそうですよ。私も笑うのは大好きです。もっとも、笑われることのほうが多いのですが(笑)。
お後がよろしいようで・・・。