ウェルビーイング・コンシェルジェとは?(住環境・色彩担当研究委員 上野邦子)

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よりよく自分らしくいきる高齢社会の道案内です

ウェルビーイングとは、よりよく自分らしく生きていくことです。そのためには超高齢社会の現在、高齢者はじめすべての世代の人々も高齢者の生活、生き方、健康面など様々な課題や加齢を理解すること、それはシニアビジネス、シニアサポートでも必要になります。ジェロントロジー(老年学)と高齢社会対応資格をいかし、複合的な視点から高齢問題を把握し、窓口になれるウェルビーイング・コンシェルジェは、これからの時代に必要な人材だと考えられます。

ウェルビーイング・コンシェルジェは「NPO法人生活・福祉環境づくり21」の認定資格です

ジェロントロジーを基盤とした「生・活 いき・いき」知識検定試験の合格者で高齢社会対応資格専門分野の有資格者がウェルビーイング資格認定委員に申請、認定登録されます。
※各種国家資格または高齢社会対応資格(介護支援専門員、管理栄養士、福祉住環境コーデイネーター、カラーコーディネーター、消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナー等。私は福祉住環境コーデイネーター、カラーコーディネーターの資格保持者です。

ジェロントロジーを基盤に加齢を包括的に学ぶことが必要になります

支えられる時代から共に支えあう時代へ、幸せな高齢社会のウェルビーイングから体と心の健康、コミュニケーション、老化予防生活、社会交流、地域活性化と新しいビジネス、介護予防、介護保険と介護、医療と年金、暮らしの安全・安心など多方面にわたって学びます。私も学ぶことも多くあり、従来の住環境&カラー関連の仕事にいかし、さらに活動の場を広げて行きたいと考えています。

ウェルビーイングはどんな人でも心豊かに暮らせる「幸福・福祉・安寧・繁栄」の社会です

ウェルビーイングの条件は「長寿」「QOLの向上」「社会貢献」です。よい年のとり方をして天寿をまっとうすることは、超高齢社会に最も適した概念ではないかと考えています。ジェロントロジーは精神的身体的な加齢変化、経済、生活、健康などの問題、哲学、宗教学などの人文分野、世代間問題など様々に関わっています。さらにそれらを社会に役立てるための応用、シニアマーケット、サービスにはジェロントロジーに精通することが必要です。私も実際のシニアビジネスの場で高齢に関して断片的だと感じることが多く、今後、老年学の応用が広まることを願っています。

様々な分野、世代の人々にウェルビーイングを学ぶ機会をふやすことが大切です

ウエルビーコンシェルジェのプレゼンテーションの後、ジェロントロジー、ウエルビーコンシェルジェをもっと知りたい、セミナーを実施してほしい、参加したいとの数名の申し出やメールがありました。若い世代や様々な分野の人々が関心を持ってくれたことに期待感と、さらに啓発していかなければと感じています。自分の専門分野をいかしつつ、多くの方々とネットワークをつくり窓口になって、ウェルビーイングデザインをひろめ、豊かな社会づくりに貢献していきたいと願っています。

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