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シニアビジネス探訪 第22回 運動と健康 「朝日 健康・医療フォーラム 2017」

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 元気シニアビジネスアドバイザーの林野均です。3月18日(土)に幕張メッセ国際会議場で、朝日新聞社主催による「朝日 健康・医療フォーラム 2017」が開催されました。今回はそのレポートをお届けしようと思います。フォーラムは3種類でしたが、まずは「フォーラム① 運動と健康」からです。
 登壇し講演されたのは3名、山本博氏(ロサンゼルス・アテネ五輪アーチェリーメダリスト、日本体育大学教授)による「健康寿命をいかに長くするか~五輪メダリストからのメッセージ~」、櫻庭景植氏(順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科スポーツ医学教授)による「運動と健康~健康寿命をのばすには~」、そして福島靖正氏(厚生労働省健康局長・医師)による「健康寿命延伸に向けた取組について~運動を中心に~」。最後に登壇者3名によるパネルディスカッションが行われましたがコーディネーターは朝日新聞社医療サイト『アピタル』編集長の林敦彦氏でした。
 山本博氏はご存じのようにアテネ五輪で銀メダルを獲得され、「中年の星」と称賛されましたが、ロサンゼルス五輪の銅メダルから20年、これは五輪史上最長のブランクだそうです。ご自身はインタビューでそのことを「世界一諦めの悪い男」と表現されたようです。ご自身のスポーツ経験を中心に講演されましたが、テーマは「運動すると何かが変わる。→体が楽になる。」スポーツの世界で「心・技・体」という言葉がよく使われますが山本氏によると、「心:非日常を体験することでストレスが発散できる」、「技:答が無いから認知症が予防できる」、「体:体力が維持向上されてロコモティブシンドロームの予防ができる」ということになるようです。その結果、動脈硬化・高血圧・糖尿病・脂質異常を軽減でき、3大生活習慣病の予防に繋がるそうです。では運動を続けるためにはどうするか。山本氏は「大好き」と「大嫌い」に分け、自分の「大好き」な事しかしないと仰られていました。ただし、「大嫌い」な中にも「大好き」な部分を見つけて挑戦する、そのためには「思い込み」に縛られないことが大事だそうです。また自身で動く時も、学生に教える時も、「マイナス言葉」は絶対に発せず、すべて「プラス言葉」に置き換えているそうです。そして目標はあくまでも無限大。確かに手の届く目標だと達成した時点で止まってしまいますからね。
 櫻庭氏によると、要介護の状態になるきっかけはいろいろありますが、「骨折・転倒+関節疾患」で全体の22%を占め、三番目に多いんだそうです。さらにその原因を探ると、骨粗鬆症(骨折のリスク)、ロコモティブシンドローム(運動器の障害で、移動機能が低下し介護リスクが増加する)、メタボリックシンドローム、サルコペニア(筋肉量と筋機能の低下)、フレイル(虚弱高齢者)に分けられるようです。そのためにも運動は有効なんですが、中高年齢者の運動で問題になるのが、「自分を知らない」という事だそうです。特に若い頃にスポーツをしていた人は「苦しくなければスポーツではない」と思っている人が多く、また若い頃のイメージが残っているので、無理をしがちなんでしょうね。「自分の能力を知り無理をしない」ということが一番重要で「途中でやめる決断をする」のも必要です。
 福島氏は行政の立場からの講演で、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針である「健康日本21(第二次)」を進められています。非感染性疾病と外因による死亡は喫煙・高血圧・運動不足の順で、運動不足による死亡が第三位、約5万人だそうです。手軽に運動不足を解消するのに歩くことが有効で、1日1500歩増やせば、非感染性疾病発症および死亡リスクは20%減少するそうなんです。

 皆さんも家に閉じこもってばかりいないで、外に出て身体を動かすことから始めてみましょうよ。

「フォーラム②」のレポートは次回掲載します。なお詳細は4月に朝日新聞で紹介されるそうです。

*朝日新聞医療サイト『アピタル』→http://www.asahi.com/apital/

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