旅はあなたを自由にする（旅行担当　研究委員　宗像七央子）

人生を充実させる為に－自分を魅力的に変化させる

老後に限らず、仲間がいて楽しく過ごすには、興味深い人であることが大事です。いつでも人が集まって来る人というのは、だいたい決まっています。一緒にいると為になるとか、楽しいとか、いろんな事を知っているとかそういう魅力のある人です。

魅力的という言葉は誰でも語れますが、実際に魅力的になろうとする場合、魅力的でない人同士が集まって魅力的になることはまず不可能です。魅力的である、ということは、人が持っていない優れたモノを持っていることであり、そういう人と付き合ってはじめて理解出来ることだからです。そして自分が魅力的に変わっていこうとすれば、「みんなと同じでいい」から、「自分はこれで頑張る」に意識を変化させる必要があります。

しかし、変化に慣れていない人は、変化に対して怖さを感じます。生活や環境が変化した時に自分がどう変わっていくかという体験が絶対的に不足しているため、変わることを避けるのです。

旅が教えてくれること－変化のチャンス

国内・海外問わず旅は自分が変化するきっかけをくれます。自分が変われた、変化に対応出来たという経験がその後の人生を明るくしてくれるのです。

個人旅行に慣れていなければパックツアーで旅をしても新しいものを見ることが出来ます。お金はかかりますが、世界のどこにだっていくことは出来ます。

旅行が趣味という方であれば、旅行先で少しだけ自分で出来る事を増やしていくことで、より自由で楽しい時間を過ごすことができます。例えば、電車は自分で時刻表を見て選ぶ、宿も自分で探してみるとか。海外であれば、自由時間の多いツアーを選んで、自分で地元の電車に乗って少し足を伸ばしてみるとか。

そういうちょっとした経験の積み重ねが、実は行動範囲、すなわち自分のテリトリーを広げてくれます。旅慣れた人というのは、そういうちょっとした冒険を積み重ね、テリトリーを確立させた、と言えるでしょう。

この先の人生を明るくする旅－個の自由の確立へ

色々なものを見て、美味しいものを食べる旅も、本当に楽しいものです。それに加えて、海外の街を自由に歩く、自分で行程を決めて航空券を選べるようになると、旅の楽しみは格段に大きくなります。変化の連続の中で、安全か危険か、といった感覚も養われ、ますます個人の自由が確立されるのです。

このコラムでな、この先の人生を明るくする様々な旅の楽しみ方について語ってまいります。