シニアのつぶやき地方都市編 第5回 シニア大航海時代の風を受けて!(世話役 坂本好高)

主題「オンリーわん賃貸住宅構想が迷走……」
副題「もう駄目だ! できない理由がいっぱいだ!」

わが船(賃貸メゾネット)は現在、完成前の装備や問題を点検中ですが、今回は、計画が頓挫しそうになった、様々な出来事や結果をお話し致します。

最初の危機は、借主(私ではなく父親)が、誤嚥肺炎で重篤に陥ったことでした。満86歳の父親の危篤は、有り得ない話ではないものの、契約は本人が交わさなければなりませんので、事業そのものが頓挫しそうになりました。そのまま体調不良が続き、銀行との融資契約や登記上の各手続も危ぶまれましたが、奇跡的に期日間近になって回復し、契約は締結できました。

長男である私は今回、保証人と計画立案者という立場ですが、もし父が万一の場合に私が相続しても、さらに私の後の相続問題が発生します。二人の娘はすでに嫁いで、それぞれの家庭や生計があり、我が家の相続や賃貸事業継承はできないと言われました。

さらに、隣地との境界を巡り、隣人と話し合いもしなければならなくなりました。こちらは幸い、わずかな面積を有償譲渡する条件で解決しましたが、出航を阻む事情は、数えれば10件以上ありました。少子高齢化の影響が我が家にも及び、勇ましい命名をしたシニア大航海は、出航前から暗礁に乗り上げそうな気配でした。シニア大航海時代と命名し決意した以上、様々な試練はあると思いましたが、実際は、その都度心が揺れ「駄目かな?」と思うことの連続でした。


相続者や後継者がいない家や不動産をお持ちの皆様は、どのような対策を講じられているのでしょうか? 対策を講じないまま生涯を終えた場合、その家屋や不動産は、どうなるのでしょうか? これは我が家だけの問題でしょうか? 少子高齢化時代の現代から未来にかけて、全国の、同様の地方都市で増えていく現象ではないでしょうか?

私が決断した理由の一つは、近隣の退廃化です。建築中の賃貸住宅から1キロ以内にも、相続者や後継者不在の、朽ち果てた空き家空地が点在しています。坪単価が数十万円~百万以上の首都圏と違い、地方都市では、相続人や後継者がいなければ、ただ荒れ果てて、朽ちてしまう現実が見受けられるのです。

オンリーわん賃貸住宅は、問題をすべて解決できる万能の手段ではありません! それでも以下の様な効果が期待できる選択です。

1. 依頼先運営会社が管理してくれるので、相続・後継問題が未定でも、管理は安心です。

2. 年金+賃料で、余裕あるセカンドライフ。「メゾネット・いなよし」同等環境と条件で、10万円前後です。

3. 管理費や税金等の負担減。ただの古家・空き地ではなく、魅力ある賃貸住宅が相続・後継問題の解決を期待できます。

私の例で恐縮ですが、建築中のオンリーわんメゾネットを確認した娘夫婦が、気が変わり、後継を検討中です。

地方都市のシニア世代で、同様の問題で悩んでいるすべての方に、私の決断が少しでもお役に立ち、参考になればと願っています。オンリーわんメゾネットという積荷を乗せて、シニア大航海時代への出航は5月中旬と定めました。

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カット1枚目は、基礎工事も終わり形になった船?
カット2枚目は、船体塗装(*^_^*) (;_;)を待つ船!

次回第6回のタイトルは、主題「シニア先豊論は、オンリーわんメゾネットで!」、副題「娘と孫が帰ってくる?」です。

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