シニアのつぶやき地方都市編第2回「シニア先豊論」(世話役 坂本好高)
シニアが豊かになれば、時代も豊かに……。
求める豊かさ(安心)を、定義しよう!
俗に言われる半分になったワインの瓶を見て、
もう半分しかない! まだ半分もある!
どちらも同じ分量なのに、受け取り方は様々ですね。
シニア世代としても、どちらの表現を取るのか?
あなたの今の分量は? それはあなた次第では?
「もう半分しか!」派は、それが恵まれた範囲(統計資料?等で調べてくださいさい)なら、直ぐに「まだ半分!」派に転向しましょう。
「まだ半分!」派は、後の半分を満たす準備を! してください。
先に豊かになる責任と義務を、果たしましょう。
考えてみてください。
高齢化が、日本の未来を暗くする予測はウンザリするほど、社会を賑わしていますね。
その当事者や予備軍でもある私たちシニアが、自ら残りの生涯をより豊かになるために積極的に社会参加活動ができたら……。
その成果は残念ながら自らは手にできなくても(その前に死んでしまうかも……)、
わが子や、目に入れても痛くない孫に、ジィバァの最後のメッセージとして伝えましょう! 残しましょう。
もし我が子、我が孫に恵まれなくても、シニア世代が豊かになって生涯を終えれば、公共資産として社会に還元できるでしょう。
私も当然ですが、皆さんも幼年期や青年時代から壮年時代を経て今があります.
様々な努力や夢は、その時々に受け入れられたり拒絶されたり人生いろいろありましたね。
私は今年65歳になりますが、皆さんと共に高齢者としてこれから10年最後の総括をして参ります。
この頃常に思うことは、豊かさとは何だろう? お金があること? 家族肉親に恵まれていること? 健康に恵まれていること? 社会的名声や地位? 生き様の評価が高いこと?
不惑の歳を過ぎても???だらけです。
この原稿を認めているときに、昨年の読売新聞10月5日朝刊第13版30P(地域により違うかも)を、読む機会がありました。
愛知県豊橋市在住の中西豊子様が、89歳の生涯を閉じられ生前の遺言で震災地岩手県大槌町へ預貯金や家屋敷全資産7,000万円を、寄付されたという記事を拝見しました。真似はできないかもしれませんが、素敵な生き方の一つですね。
中西豊子様のように自分自身に老後を迷いなく生涯を過ごされる方や、生き方をすでに会得された方は、素直にそのまま生涯を過ごされると思います。
もし自分の今に迷いがある方! ワインの分量が、未だ納得できていない方で、共感されるシニア世代は、共に今より一歩前に進んで自分なりの先豊論を身に着けてまいりましょう。
文中シニアという言葉を多用しましたが、人類史上これほど多数のシニアがその存在がこれほど社会に影響を与えた(る)歴史は、私の知る限りありません!
先人の苦難や業績の上に今があります。私たちの生きざまが、そのまま後世に伝えられることは間違いありません!
これからの人生、自信と誇りを持って過ごしてまいりましょう。
次回はシニア世代が、今ある環境から少しリッチになれるかも?
そんな豊かさの術を、少しお話ししたいと考えています。
名付けて「シニア大航海時代に乗り出そう!」です。